俺論
・大事を成すには頭がおかしいくらいが丁度いい
頭のおかしさの程度や
方向性にもよるので絶対ではないが、
組織のトップは
頭がおかしいくらいが丁度いい。
というのは、
普通の感覚の持ち主であれば、
組織を引っ張ろうなんて思わない。
サラリーマンでも、
そこそこ出世して終わりだ。
グングン出世して、
トップになるという事は、
どこかしら変わっていて、
つまり、個性的であったからである。
常識通りだったり、
言われた事を
そのままやるような感覚では、
組織の歯車としては優秀なのだろうが、
それだと、現状維持はできても、
成長へと導いていく役には向いていない。
普通の人では
思いつかない事を考えたり、
普通の人では
気後れするような事でも動じなかったり、
普通の人では
考えられないような事をして平気でケロッとしてたり、、
つまり、
大事を成すには
普通でない人の方が向いているのだ。
ちょっとアイツ、
頭がおかしんじゃないかと思われるくらいが丁度いいのだ。
よく庶民的なのが良しとか、
民間の感覚が良しとするような風潮があるが、
尤もだと思う事だけ取り入れて、
全てを鵜呑みにする必要はない。
日本経済が停滞している原因の一つに、
頭がおかしいヤツが少なくなってきた、
もしくは
頭がおかしいヤツを排除する社会になってきたからと
俺は思う。
会社の社長だってさ、
大抵さ、
そろそろ順番的なものを考慮したりさ、
実績とかを重視して、
その中からまともなヤツとか無難なヤツを選出するわけでしょ。
会社を潰さないようにさ。
だから、ダメなんだよ。
それだとジリ貧、良くて現状維持だ。
年輩で経験があって
それなりに実績があったとしても、
必ずしも成功するとは限らない。
先にも述べたが、
まともなヤツは、
現状維持は出来ても、
会社を右肩上がりに発展させるのは不向きだ。
だからよく、
外部の人間がトップになると、
経営が改善されたりするじゃん。
外部の人間は、
その会社の常識なんて何も知らないじゃん。
だから変なシガラミ無く、
思った事（思い切った事）を実行できる。
ある程度、
会社が大きくなってしまうと、
慣習通りとか、
まともな事しかできなくなってくるんだよね。
それを壊しちゃいけないみたいなのがさ、出てくる。
今までの会社経営を否定したりさ、
そういう非常識的アプローチをしないと、
現状は打破出来ない。
まともな人間は、現状を維持出来ても、打破は出来ない。
だから、ぶっとんだ人間が必要なのだ。
一応言っておくが、
生きる上では、
一般的な常識感覚は
誰しも絶対に必要である。
その上で、
大事を成すには、
どこか頭がイカれてないと出来ない。
普通のヤツでは絶対に出来ない。
世界一の企業にするだとか、
日本を改革しようだとか、
今の日本社会で、
そんな事を本気で思うヤツは、
ちょっと頭がおかしいヤツであるし、
そんな事は、
常軌を逸したヤツじゃないと、出来るはずがない。
普通、常識的なヤツであれば、
束の間、思ったとしても、
そこで留めて、
安牌というか、
社会のレールに沿って生きようとするものだ。
今の日本社会で、
本気で実行してしまうヤツは、
ちょっとどこか普通でなく個性的なのだ。
当たり前だけど、
頭がおかしいだけじゃダメだし、
頭おかしくなろうぜ、なんて言うつもりもない。
自分の目標や夢が
大きければ大きいほど、
中傷や非難される事があるかもしれないけど、
それは
常識的な秤に掛けたものだけでしかなく、
言われない批判や中傷に
滅入る必要性は全くない。
大きな夢や目標を実現させるのは、
本人の才能や努力、周りの支え、環境だけでなく、
世間に諂わない本人の強い個性も大事だと、
俺は思う。
社会ってのは、
非常識な奴らが作って、
その非常識を常識として浸透させ、
またそれを非常識な奴らが塗り替えて、
てな感じで、
その繰り返しで形成されてきた。
常識や非常識なんて、そんなものに過ぎないのだ。
