俺論

・原発に賛成か反対か。

世界中で
原子力系(核兵器、原発とか)を禁止し、
ほぼ同時に
原子力系の全てを廃絶するのであれば、
脱原発、反原発にも、
俺は賛成である。

だが、
世界から原子力系が無くなる事は、
現状、
まずあり得ないだろう。

原発を
代替エネルギーで補えたとしても、
核兵器、原子力空母、原子力潜水艦などの存在がある。

俺としては、
こんな兵器は必要ないと思うが、
悲しい哉、
世界は性悪説で成り立っていて、
これらのパワーバランスで
世界の均衡は保たれてしまっている。

これらの兵器と原発を全く切り離して考える事は出来ないので、
セットにして捉えた場合、
神様みたいな存在が、
世界から原子力系を取り上げてでもくれない限り、
現状、世の中から原子力系が無くなる事は有り得ない。

誰もが、
世界から原子力系は無い方が良いと思いながら、
現実には無くせない状況で、
そういった微妙なバランスの中、
世界はどうにかこうにか保っている。
(実際には完全に保つなんて事は無理だが、
そうでも思わないと、前向いて生きていけない)

世界の国々が
なんやかんやで
原子力系に依存している状況下で、
核兵器も原子力空母も原子力潜水艦も有していない日本が、
日本だけ、原発を止めます。
ってのには、
俺は、大反対だ。

それは、
木を見て森を見ない、
それこそ愚かな考え方である。

日本一カ国が止めても、
隣国の中国、朝鮮、ロシア、アメリカらが、
原発や核武装を止めなきゃ、結局、意味がないからだ。

こういうのは世界規模で止めないと意味がないのだ。

もっと正確に言えば、
世界規模で、
かつ、
止めるべき国が
―いわゆるアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの五大国が―
率先して止めないと、
こんなもんは意味がないのだ。

(これら5つの常任理事国は原子力系を止める気なんて、
現時点において、さらさら無いと思われる。
巧妙に、日本を原子力系から脱落させようとしているんじゃないか。)

意味がないばかりか、
日本単独で原発を止めてしまえば、害すらある。

(温暖化とかでもそうだけど、
日本だけ頑張っても、あまり意味無い事を、
それでもバカみたいに努力しようとするけど、
ほんと、意味無いばかりか有害ですよ。
やるべき国がやらないで、
日本のようなそこまでやるべきでもない国が、やらされる空気になる。

戦後の日本の舵取りが、明らかに、
何らかの勢力に操られていると穿って俺は見てしまう。)

日本は原発で
トップクラスの技術を持ち、
世界をリードする位置に居るが、
日本だけ自主的に止めて、
世界の他の国が原発を続けた場合、
将来、仮に原子力系の技術が必要となった場合、
日本は他国の原子力系の技術に依存しなくてはいけなくなる。

言うまでも無いが、
原子力系の技術を理論で研究するよりも、
実際に運用した方が、技術の向上は、はるかに高いだろう。

なので、
世界の国々が原発を運用する中、
日本だけが、
原発の運用から離れてしまったら、
地球から原発が無くならないのは維持された上で、
日本の国益だけが損なうという結果になる。

また、
隣国の中国、朝鮮、ロシア、アメリカは、
核兵器を所有しており、
俺は抑止力としての核武装を日本もするべきだと思っているので、
日本の安全保障を考えても、
日本単独での、
脱原発、反原発(原子力系の研究からの離脱)は、有害である。

脱原発、反原発のデモをやってる連中は
おそらく、日本が核兵器を所有する事にも反対だろう。

原発反対から核兵器反対にまで繋げる目算があると思われる。

原発反対、核武装反対の流れは、
明らかに日本の国体を弱体化させる。

現状、
中国や朝鮮の核ミサイルが、
日本に向けられている以上、
日本国民のために、
(デモやってるヤツらがよく言う)日本の子供たちのために、
日本の安全保障のために、
早急に、
日本も核武装化すべきである。

(放射能汚染はイヤだけど、
日本が他国に侵略されるのはイイ。
日本が他国の言いなりにされるのはイイ。なんて事もあるまい。
少なくとも俺はどれもイヤだ。
いいとこどりして、
あらゆる事に対して安全安心の国「日本」を目指したい。)

原子力爆弾、核ミサイル、
原子力空母、原子力潜水艦、
それらの運用を視野に入れた場合、
安全な原子力系の研究開発の維持向上が絶対的に求められる。

その場合において、
原発の運用を止めるのではなく、
原発運用のさらなる向上のために努力した方が、
比較してみて、有益であると俺は思う。

原発は危ない。
危ないのは、俺もわかる。
おそらく、皆も、わかっていると思う。

だが、
単純な思考で、
危ないから止めようってこその方が、
現状の日本が置かれている状況は、危険である。

単に、
危ないから止めようというのは、
単に、
逃げているに過ぎない。

原発を止めるという選択肢も視野に入れつつも、
原子力系と付き合いながら、
粘り強く我慢し戦い、
最善の道を模索し続ける事が、
真に、子供たちの将来を、
真に、日本の未来を、
安全安心なものするのではないか。と俺は思う。

日本を弱体化させようという勢力に乗せられて、
踊らされてはいけない。

本当の安全安心というものを考えずに、
現実から逃げてはいけない。

日本の経済的な面、安全保障の事を含め、
それら一切合切の事を考えたら、
現時点においての
日本単独による
感傷的で単純な脱原発・反原発思想は、
逆に、
狂気の沙汰であると俺は思う。

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