俺論

・日本の任侠やくざは俺が守る

任侠ヤクザが淘汰されれば必然的に、日本は悪化、弱体化する。

過度な(任侠)やくざの排除が、
かえって
日本社会を悪化させるという事が、
何故、わからない?

自分は、
そういう組織から
嫌な事をされた事も無いし、
良い事もされた事も無い。

今までの人生で、
ヤクザと
全く接点が無かったので、
実際のところは、
ヤクザがどんな存在なのかは、よく、わからない。

でも、
自分の頭で考える限り、
こういう世界が存在するのであれば、
外道な暴力団は
根絶させるべきだが、
一緒くたにして、
任侠ヤクザまで排除するのは、
間違っていると、俺は思う。

日本社会の任侠ヤクザが無くなって、
得するのは、どこか?

冷静に思考すればわかるはずだ。

俺の拙い頭で、
ザッと考えると、
まず外国人マフィアだよな。

まぁ、
それに加えて無秩序何でも有りのチンピラ集団かな。

次に、
アメリカとか日本を管理している外国勢だな。

奴らにとって、
損得勘定抜きの任侠道で行動するヤクザは脅威であるのだ。

だから、
任侠ヤクザが弱体化する事は好都合なのである。

日本のヤクザは、
ジャパニーズマフィアでは無い。

任侠ヤクザは
ビジネスよりも義侠心を重視する。

日本を管理しようとする側にとって、
自衛隊、警察が
沈黙した後に、
任侠ヤクザが控えているとなると、厄介なのだ。

それを正論で排除しようという事。

国外系だけではない国内も、である。

それらの外国勢力に繋がる手下みたいな国内の管理する側に取っても、
ヤクザを排除した方が都合がいいのであろう。

結果的に、
任侠ヤクザまで
一緒くたに排除してしまえば、
裏社会は、
よりダーティーな社会となってしまう事は必至だ。

追記

以下の記事の「下」の方で、
過度な暴力団排除キャンペーンは

警察OBの仕事を増やすためではないか。というのがあった。
なるほど。それもそうだわ。
つまり、
いわゆる天下り先などを増やすための口実に過ぎないってわけだ。
警察サイドのシノギを確保するためだとしたら
警察(管理)側のやり方は、まったくクソである。

いずれにしろ、過度な取り締まりは
何らかの利益のために
何らかの力が働いているのは間違いない。

歴史や文化も知らずして、何の議論の余地も無しに、
ヤクザは取り締まられて当然だという前提になっているのは
異常である。
ヤクザは体制側の大義名分に利用されてしまっているのだ。
我々は正義。
テロリスト=悪。
だから戦争が必要。
我々は正しい事をしています。
で、儲かる軍需産業みたいな。
それと一緒で、ヤクザ=悪。と決めつけ、
それぞれが都合が良い方に持っていこうとしているのだ。

任侠ヤクザが
淘汰されれば必然的に、日本は悪化、弱体化する。

太陽と月があるように、
昼があれば夜もある。

世の中から闇が無くなる事はない。

この世から、
夜を無くす事は、
神でもない我々人間には不可能であるが、
夜をいかに過ごすべきかを人間は知っている。

任侠ヤクザと共生してきた歴史は、
日本の文化であり、
これからも、それは、可能だと俺は思う。

 

 

以下の記事で、
島田さんの事に触れているけど、
ああいう風な態度を島田さんがしちゃうってのも良くない。

俺は詳しくはわからんのだけども、
ヤクザと付き合いがあるから引退するじゃなくてさ、
この人はヤクザですが、
人としては大変立派な方です。

私が立派な人だと思う限りこれからも付き合っていくつもりです。
って言えば良かった。

引退するのならば、
それで、ヒンシュク買って、引退させられる形の方が良かった。

それなら、
俺は、島田さんに男気を感じて好感も持てる。

だが、
あの引退の仕方だと、
島田さんは、
とんでもない悪党と交際していて、
辞めるハメになったという印象でしかない。

結局、ヤクザは悪い。っていう構図は変わらない。

島田さんは代弁者になるべきだった。

恩があるのならば、そこで、返すべきだった。

(この程度で引退なんです。とまで言っていた。あんた、そりゃないよ。)

男を上げるチャンスだった。

上がった姿を一度も見た事がない。
結局、その程度の人物であった。

たけしさん、さんまさん、と違って、
自ら体を張ってるトコをほとんど見ない。

そのくせ、ええかっこしいである。
まぁ、この辺で。

以下、
ネットの産経ニュースで読んだ記事より。


【山口組組長 一問一答】
(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」
2011.10.1 12:00 (1/5ページ)

暴力団への利益供与などを禁じる
東京都と沖縄県の暴力団排除条例が
1日、施行された。

これにより、
暴力団の資金源根絶を目的にした暴排
条例が全都道府県で出そろった。

日本最大の指定暴力団「山口組」の篠
田建市(通称・司忍)組長(69)は
条例施行を前に、
神戸市灘区の山
口組総本部で産経新聞の取材に応じた。

一般の事業者にも
暴力団との関
係遮断の努力義務が課された都条例について、
「異様な時代が来た」と
批判したうえで、
山口組の解散を明確に否定した。

一問一答は次の通り

 --全国で暴力団排除条例が施行されるなど
暴力団排除の機運が急速
に高まっているが、どのように捉えているか

 「異様な時代が来たと感じている。
やくざといえども、われわれもこ
の国の住人であり、社会の一員。
昭和39年の第1次頂上作戦からこう
いうことをずっと経験しているが、
暴力団排除条例はこれまでとは違う

われわれが法を犯して取り締まられるのは構わないが、
われわれにも
親がいれば子供もいる、親戚もいる、幼なじみもいる。
こうした人たち
とお茶を飲んだり、
歓談したりするというだけでも周辺者とみなされか
ねないというのは、
やくざは人ではないということなのだろう。
しかも
一般市民、善良な市民として生活しているそうした人たちが
われわれと
同じ枠組みで処罰されるということに異常さを感じている。
先日、芸能
界を引退した島田紳助さんの件は
条例施行を前にした一種のデモンスト
レーションだったとしか受け止められない。われわれは日本を法治国家と考えている。
俺自身も銃刀法違反罪で共謀共同正犯に問われた際、
審では無罪という微妙な裁判だったが、
最高裁で実刑判決が確定した後
は速やかに服役した。
法治国家に住んでいる以上は法を順守しないとい
けないとわかっているからだ。今回の条例は法の下の平等を無視し、
を犯してなくても当局が
反社会的勢力だと認定した者には制裁を科すと
いう一種の身分政策だ。
今は反社会的勢力というのは暴力団が対象だが

今後拡大解釈されていくだろう。

2011.10.1 12:00 (2/5ページ)

 --身分政策というのは?

われわれの子供は今、みんないじめにあい、差別の対象になっている
われわれに人権がないといわれているのは知っているが、
家族は別で
はないか。
若い者たちの各家庭では子供たちが学校でいじめにあってい
ると聞いているが、子を持つ親としてふびんに思う。
このままでは将来
的に第2の同和問題になると思っている。
一般の人はそういう実態を全
く知らない。
ただ、山口組というのは窮地に立てば立つほどさらに進化
してきた。
昭和39年のときもわれわれの業界は終わりだといわれてい
た。
ところがそれから1万人、2万人と増えた。
弾圧といえば語弊があ
るが、厳しい取り締まりになればなるほど、
裏に潜っていき、進化して
いく方法を知っている。
今後一層、襟を正すために勉強し、山口組は進
化していく。
だが、裏に潜ることは山口組としてはあまりよしとしてい
ない。
任侠を守っていこうとしているが、
取り締まりが厳しくなればな
るほど、潜っていかないといけなくなる。
それを一番危惧している。暴
排条例ができたこと自体はまったく心配していない。

 --今後、山口組をどのように運営していくつもりなのか。
広域暴力
団という形を捨てたり、解散したりする考えはないか

2011.10.1 12:00 (3/5ページ)

山口組を今、解散すれば、うんと治安は悪くなるだろう。
なぜかとい
うと、
一握りの幹部はある程度蓄えもあるし、
生活を案じなくてもいい
だろうが、
3万、4万人といわれている組員、
さらに50万人から60
万人になるその家族や親戚はどうなるのか
目に見えている。
若い者は路
頭に迷い、結局は他の組に身を寄せるか、ギャングになるしかない。それでは解散する意味がない。
ちりやほこりは風が吹けば隅に集まるのと
一緒で、
必ずどんな世界でも落後者というと語弊があるが、
落ちこぼれ
、世間になじめない人間もいる。
われわれの組織はそういう人のよりど
ころになっている。
しかし、うちの枠を外れると規律がなく、処罰もさ
れないから自由にやる。
そうしたら何をするかというと、
すぐに金にな
ることに走る。
強盗や窃盗といった粗悪犯が増える。
大半の人たちはわ
れわれを犯罪者集団と突き放していることはわかっている。
その一因が
私たちの側にあるのも事実で、
そうした批判は謙虚に受け止める。
しか
し、やくざやその予備軍が生まれるのは社会的な理由がある。
そうであ
る以上、俺にできることは、
これまで以上の任侠道に邁進する組織にす
ることだ。
ぜい沢を求めて、自分勝手な行動を取る者は脱落する。
組員
はごく普通に暮らせればいい。
そういう人間を一つの枠で固めているか
ら犯罪が起きにくいという一面もある。
矛盾しているように聞こえるか
もしれないし、
なかなか信じてもらえないだろうが、
俺は暴力団をなく
すために山口組を守りたいと考えている。
そのことはこれからの行いで
世間にご理解を願うしかない。

2011.10.1 12:00 (4/5ページ)

 --世間の人は暴力団組員が
「普通に暮らせればいい」と思っている
とは思っていない

  これだけ締め付けられ、
しかもこの不況下でぜい沢ができるわけがな
い。
そもそもやくざをしていて得なことはない。
懲役とは隣り合わせだ
し、ときには生命の危険もある。
それでも人が集まってくる。
昔から言
われることだが、この世界で救われる者がいるからだと思う。
山口組に
は家庭環境に恵まれず、
いわゆる落ちこぼれが多く、
在日韓国、朝鮮人
や被差別部落出身者も少なくない。
こうした者に社会は冷たく、差別も
なくなっていない。
心構えがしっかりしていればやくざにならないとい
うのは正論だが、
残念ながら人は必ずしも強くはない。
こうした者たち
が寄り添い合うのはどこの国でも同じだ。
それはどこかに理由がある。
社会から落ちこぼれた若者たちが無軌道になって、
かたぎに迷惑をかけ
ないように
目を光らせることもわれわれの務めだと思っている。

 --解散はしないというが、
警察は暴力団の壊滅を目指しているし、
一般市民もそれを望んでいるのではないか

 山口組は他の団体に比べて突出して規模が大きいので、
警察は反社会
的集団として指弾しやすいのではないか。
3万、4万人の反社会的集団
というと、
警察にとって脅威になるというのは決まっている。
警察も山
口組を解散し、
千人や2千人の組にばらばらにしたいと思っているのだ
ろう。
しかし、
山口組の存在でわれわれの業界の治安が守られていると
いう事実がある。
山口組を解散し、80の直系組織が個々の団体になっ
た場合、
当然縄張り争いが起き、
抗争事件が続発している九州のように
なるのは間違いない。
今はほとんど抗争事件は起きていないし、
ほかの
団体とも平和外交に徹してきた。
だからこそ、山口組を維持することが
俺の責任であり、義務であると思っている。ひとつ加えると、
われわれ
は暴力団といわれている業界のなかではすごく紳士的だ。
一般の人より
も長幼の序とか、そういうことは厳しく守られている。
ホテルとか公共
の場で徒党を組まないとか3人以上で歩かないとか、
そういう面でも厳
しくしている。

2011.10.1 12:00 (5/5ページ)

 --しかし、過去にはたくさんの抗争事件が起き、
一般市民が巻き添
えになっているケースもある

 やくざがかたぎに迷惑をかけることは理由がどうあれ許されない。
れには一分の言い訳もない。
やくざと仲間内のけんかはつきものだった
が、
すでにそうした時代ではないと認識している。

 --警察当局は山口組と、
組長の出身組織の弘道会を集中的に取り締
まっているが、どう考えるか

 山口組については、多少なりとも法に触れた者が多かったのだろう。

法に触れた以上は検挙されても仕方がない。
弘道会は山口組若頭の高山
(清司被告=恐喝罪で起訴)に代替わりをして、
もう6年になる。
山口
組というのは
個々の組が山口組の綱領を守りながらも独立した組織にな
っている。
弘道会がどういうことをしているか把握していない、
という
よりも関知していない。

 --しかし、弘道会は「反警察」の急先鋒とされ、
それが集中取り締
まりの大きな要因になっている

 弘道会の会長は高山であり、
本人が不在のときにうんぬんと述べるべ
きではないと思う。
ただ、そういう捉え方をされるのは、
組織の人数が
増え、規模が大きくなったからではないか。
弘道会という名前に求心力
があるのかどうかはわからないが。
昔から反警察ではない。
地域で何か
やるときは警察に協力することもある。
例えば天皇陛下が来られる、
名人が来るから自粛しなさいといわれれば従っている。
反警察といわれ
ること自体驚いている。

 --弘道会は警察の家宅捜索や職務質問の際に非協力的といわれてい

 家宅捜索は、
組員とトラブルになったところだけがテレビなどで放映
されるので、
そういうイメージがついているのだろう。
山口組を含めて
、6代目の体制になってからは警察に速やかに入り、
調べてもらいなさ
いという姿勢をとっている。
昔はどったんばったんやったりして殴られ
たりもしたが。

 (一問一答の続きは2日に掲載します)

 


追記

(下)芸能界との関係「恩恵受けること一つもない」
2011.10.2 12:00 (1/4ページ)

 暴力団排除条例の全都道府県での施行前に、
神戸市灘区の山口組総本
部で産経新聞の取材に応じた
指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍
)組長(69)。
条例に対する批判のほかに、
資金源や注目される芸能
界との関係についても言及した。
一問一答の続きは次の通り。

 --組長の服役中に暴力団情勢は大きく変化した。
この間の組織の運
営についてどう思うか

 社会不在の期間中は、
若い者たちに非常に苦労をかけたと思う。
山口
組の歴史を守ろうと思うと、
時代に即応した順応性が必要だ。
執行部は
それに沿って対処しており、俺自身は満足している。
時代感覚を的確に
捉えていない、
時代を上手に理解しなくて
自分らの形だけを守ろうとし
ている旧態依然の感覚の者が
落後していったというのは事実で、
新旧交
代が上手にできたと思っている。
前よりも組織がまじめになった。
時代
に即応した組織づくりをして、
俺自身というより本部として求心力を増
した。みんなには感謝している。

 --山口組は覚醒剤や不良外国人との接触を禁じているが、
この方針
を守り切れていない状況がうかがえる

 山口組は厳しく覚醒剤と不良外国人との接触を禁じている。
実際、山
口組が、
薬物の売買や不良外国人との接触を本当にしているのならば、
今以上に治安が悪化し、薬物も蔓延しているはずだろう。
ただ、末端の
組員の一部不届き者たちが禁止事項を破り、
われわれの目を盗んで己の
欲望を満たすために
任侠道の名を汚していることは紛れもない事実。
から、せめてそういう組員を少なくしないといけないということで
麻薬
撲滅を標榜している。
まず内側から浄化していかないといけないという
ことだ。
外部に対して撲滅なんておこがましいことを言っているわけで
はない。
不良外国人たちは今、
日本のやくざが行き過ぎだと思える法令
、条例が施行されて以降、
われわれが自粛している間に
東京の池袋や新
宿、渋谷、
あるいは名古屋、大阪などのたくさんの中核都市に組織拠点
をつくり、
麻薬、強盗などあらゆる犯罪を行っている。
これが今後、民
族マフィアと化していったら本当に怖くなるだろう。
こちらもおこがま
しいが、
それらの歯止めになっているのが山口組だと自負している。
部地方の場合、麻薬は全部外国人がやっている。
山口組の組員は一切や
っていない。
名古屋に錦という飲み屋街があるが、
外国人を一人も入れ
ていない。
かつては外国人がいっぱいで薬物を売ったりしていたが、
0年前に閉め出した。
そうしたら新栄という街に流れた。
全部閉め出し
たら、
窮鼠猫を噛むで収拾がつかないのでそこだけは外国人に開放して
いるが、
その地域の治安がものすごく悪い。
外国人同士の抗争事件もこ
この地域だけで起きる。
しかも外国人は10代の女の子を標的にしてい
る。
1人に薬を渡して、今度はその子らが友達に、と輪が広がっている

ため、麻薬犯罪の低年齢化が進んでいる。もしわれわれが組織的に麻薬

に手を出したら、ある程度の矜持といったらおかしいが、子供には渡さない。
しかし、外国人は売ってなんぼだから小学生だろうが全然関係な
い。

2011.10.2 12:00 (2/4ページ)

 --窃盗や強盗などで摘発される組員が増えている。
この状況につい
てどう考えるか

 景気、不景気に左右され、窃盗や強盗で摘発される組員も確かにいる
今後もそのような者が出るようであれば厳しく執行部に指導させてい
く。
しかし、現役の組員はごく一部に過ぎない。
新聞には摘発が増えて
いるように掲載されているが、
過去に破門、絶縁された者があたかも現
役組員のように発表されているためだ。われわれの破門状の郵便消印を比べれば一目瞭然だ。

 --破門した人たちの捕捉はしているのか

 ある程度はできるが、きりがない。
彼らは1人では何もできないから

破門者同士が集まって徒党を組みグループをつくっている。
それが
不良外国人と組んで窃盗をやったり、いろんな犯罪をしている。

 --破門者はどれくらいいるのか

 人数ははっきりとわからないがかなりの数に上る。
山口組の1次団体
はともかく、
2次団体や3次団体は10人くれば9人は破門になってい
る。
厳しいからだ。だれでも組員になれるのではない。
もうひとつ心配
なのは暴力団排除の行方だ。
暴力団を辞めさせるのはいい。
しかし辞め
た組員は食えない。
元組員や前科者を雇ってくれる企業など現実にほと
んどない。
ましてやこの不況だ。となればすぐに金になる悪事に走る。

コンビニ強盗、窃盗、薬物、ほかにもいろいろあると思うが、
元組員と
なればわれわれが意見することもできない。
しかも暴対法は指定暴力団
を対象にしていて、
組を抜けたこうした犯罪集団には何の効果もない。

どこか矛盾しているのではないか。

2011.10.2 12:00 (3/4ページ)

 --それでは組の資金源はどういうものなのか

 基本は正業だ。揺すりたかりや薬物では断じてない。
もともと、山口
組の出発点は今でいう港湾荷役の人材派遣業だった。
その後、芸能など
の興業に進出した。
昔から世の中に褒められない業種もある。
遊興ビジ
ネスなどがそうだが、そういう業種は確実な利潤が見込めないし、
複雑
なもめごとがつきものだから、
大手の資本はリスクを嫌って進出しない

そうした隙間産業にやくざは伝統的に生息してきた。
今も基本的には
変わらない。
建設関係などまっとうな仕事もあるが、
今は暴力団と関係
があるというだけでそうした仕事はできない。
人材派遣も、飲食業もで
きない。
どういう方法で正業が立つかと検討している。
不良外国人は飲
食店とかいろんなことやっているが、許可は得ていない。
次から次へと
変えていく。
われわれもそうなっていくのかな、と思っている。
悪に走
ろうと思ったら、明日からでもできるが、
任侠を標榜している以上、人
の道に反することはしない。

 -犯罪収益が資金源になっているのではないか

 われわれは泥棒や詐欺師ではない。
オレオレ詐欺なんてとんでもない
話だ。
年老いた親の世代をだましたり、
貧困ビジネスという食えない身
寄りのない路上生活者を
むしるようなことは断じて許されない。
少なく
とも山口組にそうした者がいれば厳しく処分する。
そもそも山口組は下
部組織からの上納金で
毎月多額のお金を集めていると思っているのでは
ないか。
そんなことはありえない。
山口組は経費として、全員でその月
その月の頭割りで
個人負担しているだけで、上納金なんて一切ない。

2011.10.2 12:00 (4/4ページ)

 --今、芸能界との関係が問題視されている

 昔は興行でかかわったが、
今はもう、われわれが芸能界から恩恵を受
けることは一つもない。
何かあったら芸能人を呼んだりするやくざもい
たが、もうほとんどいない。
たまに昔から知っている芸能人とお茶を飲
んだりすることはあっても、
利益供与なんか一銭もない。
むしろ、われ
われは利用されている。
芸能事務所などが仕事をとるために、
どこそこ
の組と関係があるとうたっている。
祝儀をあてにしてわれわれのところ
を訪ねてくる芸能人もいる。
一般の人は利益を得ていると誤解している

今後、暴力団排除の動きが強くなるだろうが、われわれは関知しない

一連の流れで思うのは、
暴力団排除キャンペーンは警察の都合ではな
いか。
別にやくざ絡みの犯罪が増えているわけではないし、
過去にもパ
チンコ業界への介入や総会屋排除などが叫ばれ、
結局、警察OBの仕事
が増えた。
今回も似たような背景があるのではないだろうか。
ともあれ
、われわれは任侠に生きる者として、
人としての矜持をわきまえ、人の
尊厳を守り、
いかなる逆風であろうとも
揺るぎのない信念で若い者たち
を指導していくつもりだ。

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