俺論

・連合国による日本侵略は遅々ながら着実に目下進行中である

ネットで見つけた
我が子に伝える誇りある近代史」の中に、
以下の事が記載されていた。

以下、適宜抜粋する。

教育使節団

昭和二十一年一月五日の新聞によれば
マッカーサー元帥は四日、
米陸軍省にたいし
日本の複雑な教育制度の再建とその民主主義的発展のために、
有力な米国教育家よりなる使節団を日本に派遣して、
連合国最高司令部役員、
日本文部省及び教育委員会との間に
教育の技術的事項につき強調せしめるよう要請した。

これをうけ、
米国務省を中心として人選が始まり、
大学教授など二十六人が来日し、
調査研究の上、
報告書( いわゆるミッションリポート) が作成される。

それが『アメリカ教育使節団報告書』( 村井実訳)だ。

その中に、
記載されているものを抜粋しよう。

日本の教育の目的及び内容
高度に中央集権化された教育制度は、
仮にそれが極端な国家主義と軍国主義の網の中にとらえられていないにしても、
強固な官僚政治にともなう害悪を受ける恐れがある。

教師各自が画一化されることなく適当な指導のもとに、
それぞれの職務を自由に発展させるためには、
地方分権化が必要である。


国語の改革

国語の問題は、
教育実施上のあらゆる変化にとって基本的なものである。

国語の形式のいかなる変化も、
国民の中から湧き出てこなければならないものであるが、
かような変更に対する刺激のほうは、
いかなる方面から与えられても差しかえない。

単に教育計画のためのみならず、
将来の日本の青年子弟の発展のためにも、
国語改革の重大なる価値を認める人々に対して、
激励を与えて差しつかえないのである。
なにかある形式のローマ字が一般に使用されるよう勧告される次第である。

適当なる期間内に、
国語に関する総合的な計画を発表する段取りに至るように、
日本人学者・教育指導者・政治家より成る国語委員会が、
早急に設置されるよう提案する次第である。

この委員会は、
いかなる形式のローマ字を採用するかを決定するほか、
次の役目を果たすことになろう。

① 渡期における国語改革計画の調整に対する責任をとること。

② 新聞・雑誌・書籍及びその他の文書を通じて、
学校及び一般社会ならびに国民生活に
ローマ字を採用するための計画を立てること。

③ 口語体の形式をより民主的にするための方策の研究。

言語は交通路であって、障壁であってはならない。

この交通路は国際間の相互の理解を増進するため、
また知識及び思想を伝達するために、
その国境を越えた海外にも開かれなくてはならない


これからが報告書の眼目ともなる六・三制の勧告のくだりである。

「一、初等及び中等学校の行政、教育の民主化の目的のために、
学校管理を現在の如く中央集権的なものより
むしろ地方分権的なものにすべきであるという原則は、
人の認めるところである。
学校における( 教育) 勅語の朗読、
( 天皇の) 御真影の奉拝などの式をあげることは望ましくない。
文部省は本使節団の提案によれば、
各種の学校に対し
技術的援助及び専門的な助言を与えるという重要な任務を負うことになるが、
地方の学校に対するその直接の支配力は、大いに減少することであろう」

『米教育使節団報告書』を続ける。

市町村及び都道府県の住民を広く教育行政に参加させ、
学校に対する内務省地方官吏の管理行政を排除するために、
市町村及び都道府県に一般投票により選出せる教育行政機関の創設を、
われわれは提案する。
かかる機関には学校の認可・教員の免許状の付与・教科書の選定に際し、
相当の権限が付与されるであろう。
現在はかかる権限は全部中央の文部省に握られている。
課税で維持し、
男女共学制をとり、
かつ授業料無徴収の学校における義務教育の引き上げをなし、
修業年限を九か年に延長、
換言すれは生徒が十六歳に達するまで教育を施す年限延長改革案を、
われわれは提案する。


教授法と教師養成教育

新しい教育の目的を達成するためには、
詰め込み主義、
画一主義及び忠孝のような上長への服従に重点を置く教育法は改められ、
各自に思考の独立・個性の発展及び民主的公民としての権利と責任とを、
助長するようにすべきである。


『米教育使節団報告書』の最後の部分である。
「大学専門学校の数を増加するほかに、
適当な計画に基づいて大学の増設が行われるよう、われわれは提案する。

 

G H Q は
教育についての主要指令
「日本教育制度に関する管理政策指令」が発した。

その内容を簡単に紹介しよう。

第一は軍国主義、国家主義の禁止で、
軍国主義的及び極端な国家主義的イデオロギーの普及の禁止、
軍事教育・教練の全廃。

第二は言論、思想、集会、信教の自由の確立である。
議会政治、国際平和、個人の権威と思想、集会・言論・信教の自由など
基本的人権の思想に合致する諸概念の教授と実践の確立を奨励すること、
というものだった。

教師や教育関係の関係者は、
できるだけ早く、
公的機関で軍国主義者だったかの調査を受け、
そうだったものは追放される。
戦時中、
自由主義、反軍主義者として追放されていた者はただちに復職させられるし、
人権、国籍、信教、政見などの差別待遇は禁止される。
学園内での理知的な授業批判はむしろ望ましい。

現在の教科書や教育指導書などの中から
軍国主義的な一面を速やかに削除すべし、と言い、
「平和的かつ責任を重んずる公民の養成を目指す新教科目、
新教科書、新教師用参考書、新教授用材料は出来る限り速やかに準備」
せよと言う。


三教科の停止
敗戦という歴史的な事実を経験した
昭和2 0 年( 1 9 4 5 年) は、
激動のままに新たな年に移ろうとする1 2 月3 1 日、
「修身、日本歴史及び地理停止に関する件」が出された。

C I E (民間情報教育局 )
C i v i l I n f o r m a t i o n a n d E d u c a t i o n s e c t i o n
は関係の教科書5 0 冊を調べたが、
大部分が古代史を扱っており、
うち43冊が広範囲にわたって好ましくなかったという。

したがって3教科とも、
教科書の部分的な削除で処理できないことがわかったため、
3教科の全面的な授業停止に踏み切り、
新教科書( 21年春から二年間使用する暫定教科書)
ができるまではCIEが認めた方針にそって、
討論会方式で
社会、経済、政治の真実を学ぶことが望ましいとの意向をだした。

軍国主義追放のための大手術ではあったが、
一時的にせよ小中学校から、
修身、
日本歴史、
地理の3教科の授業が停止されるという事態は、
教育関係者に改めて敗戦の意味の重さを感じさせたに違いない。

使節団の調査によって日本の教育改革についていくつかの
″ 問題点″ がクローズアップされたが、
その一つに『ローマ字改革』がある。

日本の国語表記を
漢字からローマ字に改めるというこの問題にはかなりの時間論議された。

ともかく、
戦争とは全く関係のないこのような改革をなぜ実施しようとするのか。

これを実行するためには、中国の歴史を考えなければいけない。

美術的な観点や習慣など、さまざまな関係がある。
日本の国語表記を考えると、とてもローマ字改革には賛成できない。
とする反対意見に対して、
ローマ字改革派には、
中国及び日本の文明を考えていなかった方が多かった。
その論拠は、
従来の漢字を教えることは、
教育の時間を二、三年も損をするというところにあった。

漢字を習うことが、
ローマ字を覚えることよりどれほど人間の能力を伸ばす上で損をするか。
それは結果的には国にとってもマイナスである、
というふうにローマ字改革論者は説く。
この問題においてC I E 内部ではローマ字推進論者が多くいたが
使節団としては否定的な意見をだすことになっている。
これにより国語表記が守られたと言ってもいいだろう。

以上、
アメリカが敗戦国日本に対して要求したこれらの中で、
俺が取り上げるのは、

・地方分権化

・ローマ字教育

・個性尊重、ゆとり教育

・大学の増設

などである。

まぁ、
軍国主義の禁止や、
修身、日本歴史、地理、三教科の停止にも一応、ツッコんでおきたい。

軍国主義禁止って言うけども、
日本は、相応なる軍事力を保有していただけであって、
軍国主義国家だとは、俺は思わない。

軍国主義ってしてしまうと、
暴力国家みたいな印象になってしまう。

必要があれば、戦いますよ。って事であって、
それは、人にも国に取っても保有出来る正当な権利である。

また、
日本を洗脳教育するために、
邪魔な日本史を取り除くために、
修身、日本史、地理の三教科を停止した事は、ふざけた話である。

日本人から、
日本人としての魂、アイデンティティを抜き取るのだ。

そして、
新たな価値観を埋め込む。

人権侵害も甚だしい。

ま、
これらの事は、
大抵の人は知っていると思うので、
この辺でやめて、
本題に入るけども、

今、ほとんどの政治家が口をそろえて言う。
地方分権。

これは、
アメリカの意向なのだという事が、
抜粋したものを読めば、わかる。

要するに、
アメリカは、
日本が国家主義、軍国主義でなかろうと、
強い中央集権化は止めてくれ。って言っている。

表向きは、
それは民主化のためだとアメリカは言っているが、
日本のパワーを集権化せず、分散化させて、
日本が強固なパワーを持つ事を恐れているからなのだ。

日本が一致団結したら、アメリカの脅威になるが、
日本が地方主権でバラバラになってくれたら、
脅威には至らない。

もちろん、
地方分権の良い面も俺はわかってるつもりだが、
アメリカ様の意向としては、
日本のためというよりも、アメリカの都合なのだ。

歴史を鑑みれば、
いつだって、
アメリカは自国の都合、国益に基づいて、動いている。
日本と違って、
何の利益も無しに、
他国のために健気に精力を注がない。

そこを認識すれば明らかである。

その要望が、敗戦後、
遅々として、続いており、
今、芽を出しつつあるのだ。
日本にとって害のある、だ。

地方分権化の一歩として、
まず、教育からメスを入れられた。

周知の通りだと思うが、
敗戦後、
教育行政が地方分権化されて、
各地におびただしい数の教育委員会が出来てしまった。

幸いにも、
敗戦後も、
近年までは、
中央集権化が強かったからまだ良かったが、
これから政治の方も地方分権化していけば、
急速に教育もバラバラになる可能性も低くない。

他にもだ、
日本の子供たちのために、
漢字、ひらがな、カタカナを止めて、
世界でも通用できるローマ字に切りかえた方がいいと要望している。

漢字、ひらがな、カタカナを習うよりも、
ローマ字を覚えた方が簡単だから、
学習する子供たちの事を考えれば、ローマ字の方が良い、と。

なんという文化侵略であろうか。

国語の形式は、
国民の中から湧き出てこなきゃいけないけども、
将来の日本の子供たちを思えば、
国民の中から湧き出なくたって構わない。
アメリカが勝手に変えちゃってもいいんだよ的な事を言いやがる。

アメリカは
子供たちのためにみたいな事を謳っているが、
その実、
ローマ字にした方が、
つまり、公用語を英語にした方が、
アメリカが、
コマとして日本を使いやすくなるから、
侵略しやすくなるからに、
他ならない。

幸い、ローマ字化に至らなかったが、
英語教育は着々と推進してきている。

社内の公用語は英語を実施する企業も増えてきて、
公用語に英語が加わる可能性も否定できない。

俺は、
世界に進出するべきだと思っているので、
外国語は必須だと思っているが、
その側面も見落としてはいけないと思っている。

他にも、
個性尊重しなさい。
詰め込み教育はいけませんよ。とも言っている。

その結果、
長い年月をかけて、
ゆとり教育が生まれてしまった。

アメリカの要望で、
大学数が増えて、
大学に行く必要のないバカまで
大学に行かないといけない世の中になってしまった。

高学歴でも、
低学歴でも、
胸を張って生きていける世の中の方が望ましいと、俺は思う。

行く必要があれば、大学に行けばいいが、
必要もないのに、大学に行くのは、時間がもったいないと俺は思う。

本来、
大学(高学歴)に行くのは、
管理職的なポジションに就くためにあるものだと思うし、
それを皆が大学に行ってしまえば、
管理職だらけで上手く機能するとは思えない。

機能したとしても、
それならば、
自分の本来のポジションに就くために時間を費やした方がいい。

大学に行かないと就職に就けないなんて社会は間違っている。

ま、
今や大学に行っても就職に就けないってなってますけど、
それはミスマッチングなんだよね。
たぶん、
就職に就けないのは、
大学出たんだから、
最悪でも、このくらいの就職先じゃないとダメだとかがあるんだよ。

学歴とか取っ払って、
自分の身の丈で考えればいい。

そういう不幸を生み出しちゃだめなんだよ。
そういうのを調整するのが、政治だぜ。

年次改革要望書なるものが話題になったが、
アメリカの日本に対する要望は、
敗戦後からずっと続いているのだ。

差し詰め、
連合国改革要望書ってとこか。

日本の意向ではなく、
アメリカ様のご意向でな。

アメリカの意向なんて、クソくらえにして、
日本に適したものをやらないとダメだ。

たぶん、
俺が今述べた事なんて、
ほとんどの人は知らないと思う。

知った上で、
アメリカ様のケツを舐めるなら、
まだわかるが、
知らないで、
盲目状態で、
アメリカのケツを舐めるのは、
俺はまっぴらごめんだ。

いずれにしたって、
米国のケツなんて、俺は舐めたくない。

こういった情報は、
マスコミがちゃんと流して、
国民に届けないといけない。

でも、
都合が悪い事は
大手マスコミは流さない現状だから、
しばらくはネットに期待するしかないのかな。

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