外交、領土問題

・中国を引き入れてロシアから北方領土を奪還する

一九七二年、米国は沖縄を日本に返還した。

第二次世界大戦中の一九四一年、
ルーズベルト大統領とチャーチル首相が署名した大西洋憲章では、
今回の戦争では勝っても領土を拡大しないことが謳われました。

第二次世界大戦中に
ソ連も大西洋憲章を認めていますので、
「領土不拡大の原則」に基づけば、
ロシアが南樺太、北方領土を含む千島列島を占領するのは、マジ有り得ない。

領土不拡大の原則に基づけば、
南樺太と千島列島は日本に返還すべき、
最低でも北方領土を返してもらわな話にならない。

ロシアは
経済、軍事ともに拡大している中国を内心懸念している。

中国の人口は十三億人以上だ。

かたや中国に隣接する
バイカル湖以東に住んでいる口シア人は六五〇万人ほどで、
東京都の人口の半分以下です。

中国の「人口圧力」を感じずにはいられない。

ロシアにとって、
ロシア極東やシベリアが
ひょっとすると、
中国のものになってしまうのではないかという懸念は拭いされないだろう。

それから、
ウラジオストクやハバロフスクは、
もともと清の領土で、
ロシアが清から強引に割譲したもので、
領土欲が強い中国がこのまま黙っているとは思えない。

ましてや中国とソ連は領土をめぐって、
中ソ国境紛争を起こしている。

なにかの拍子でどう転ぶかはわからない。

中国にとっては、
ロシアと手を結ぶよりも、
日本と手を結んだ方がメリットがあると俺は思う。

尖閣諸島は、
日本が強引に奪ったものでもないし、
中国の上層部はそれがわかっているので、
本当の憎し悔しは
領土を強引に奪ったままのロシアに向いているんじゃないかと思う。

シベリアは広大だし、
モスクワは遠いし、
ロシアと日本どっちが与し易いかを考えれば、
答えは簡単だと思う。

この先、
もしかしたら、
中国の反日政策が弱まって、
今度は反露政策になりだすなんて事もあるかもしれない。

逆に、
ロシアが北方領土を日本に返還して、
中国と対峙するなんて事もありえなくもないよね。

ロシアも中国も
日本の進んだ技術や資本が欲しい。

ロシアなんかは日本を利用して、
ロシア極東やシベリアを本格的に開発したいってのがあるだろうしね。

中露はそれほど仲が良くない。

けど、
外交上、付き合う相手がそれしかいないから、付き合ってるわけだ。

お互い、対アメリカって意識は残ってるだろうしね。

ただ、
中国が親米になってくれば、ロシアはゾッとするだろうね。
孤立するから。

そういう事を考えながら、戦略的に外交しなきゃイカンよね。

だから、
北方領土を奪還するのであれば、
中国と仲良くなって、
一緒にロシアに奪われた領土を分捕ろうね、
って協力し合えばいい。

そういうフリだけだとしても、
ロシアは動揺するぜ。

ちなみにだけど、
二島返還の歯舞、色丹は北方四島全体の面積のわずか七%に過ぎない。

ま、別に、
先行的に二島返還でも俺は構いまわないというか、
いずれにしろ、
俺は、
南樺太、千島列島まで考えているので、
最低条件として、北方領土四島返還は揺らがないですから。

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