科学技術、エネルギー資源

・日本の核燃料再処理を推進する

日本で持続可能な半永久的原子力発電をするためには、
再処理が必要で、
再処理というのは、
原発で燃やしてしまったウラン燃料の中に出来た
プルトニウムを取り出すことだ。

日本の再処理工場は
茨城県東海村の旧動燃東海事業所にあるが、
実験的な工場であるため規模が小さく、
年間200トンU程度の処理能力しかない。

よって、
日本で発生する使用済み核燃料の再処理は
その大部分を
フランス(COGEMA社)やイギリス(BNFL社)に委託している。

日本のプルサーマル計画では、
日本国内での再処理体制が整うまでは、
使用済み核燃料の再処理・MOX燃料への加工を
英国核燃料会社(BNFL)
及び
フランスのコジェマ社 (Cogema)で行い、
再び日本の原子力発電所の燃料として使用しているのだ。

MOX燃料はプルトニウムを含み、
核兵器等への転用が可能であるため、
輸送に際しては、
日本独自で輸送船を護衛したり、
英国原子力公社警察隊など英国の武装輸送船に護衛してもらっている。

また、
輸送中、何かトラブルが遭ったら困るという事で、
スエズ運河の使用拒否されたり、マラッカ海峡の航行拒否などがあり、
オーストラリア回りで、南アフリカを回りでの航行を余儀なくされています。

これは、
コスト等でも非常に負担になります。

日本は、現在、
年間最大処理能力ウラン800トンである六ヶ所再処理工場を試運転中である。

2010年10月竣工予定だったが、
2010年9月に
最大で2年後まで竣工が延期されることになった。

引き続き、この流れを推進していきたい。

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