教育

・ガキ大将養成教育をする

ケンカが強いとか、
面倒見があるとか、
遊びが上手いとかそういった子供が
ある程度、昔は評価されていて、
そういう子供は
地域のガキ大将として、
子供達をまとめていたりした。

ガキ大将が
公平なルールを作って、
不満のある子供達同士をケンカさせて、
ある程度決着がついたら、
仲を取り持ったりして、
子供社会に安定と秩序を与え、
さらに、
結果として
ガキ大将という大物を育て上げていた。

翻って現代は、
そういった管理社会から外れる異質な物を排除する傾向にある。

ケンカなんて起きたら、
親が出てきて、学校やその家に文句言いに行ったりして、
子供達が
自ら解決するという事が無くなってきてしまっている。

それは、
まわりまわって、
社会に出る子供達にとっては不幸な事である。

ちゃんとしたガキ大将が幅を利かせていれば、
陰湿なイジメなどは起こりにくくもなるだろうし、
そういった子供社会を経ていれば、
自分が大人になった時、
どのようなポジションに行けばいいのかが
自然にわかるようになるんじゃないかと。

今は、
徒競争で皆平等にゴールしてしまうような、
公平平等な社会となっている一方で、
あまりに平等やら自由やらを与えられているものの、
ガキ大将を容認するような社会ではない。
むしろ、そういうテイストの個性や自由は排除する傾向にある。

昔の子供は
怖れながらもガキ大将に尊敬の念は持っていただろうし、
そういった経験をもとに
自分の器を自分で見極めていくのだと思う。

そういうガキ大将的人間が居なくなるというのは、
日本社会にとって損失であるので、
どういう風にやればいいかは、
今の段階で俺にははっきりと言えないけども、
ガキ大将が生まれるような教育の余地は大いに必要あると俺は思う。

勉強が出来なくても、
ケンカでも何でも得意な分野があれば、
それを黙認するような社会は必要であると俺は思う。

もちろん、
そのガキ大将が悪いヤツだったらダメだけどね。

ちなみに、
俺が
子供の頃は
ガキ大将っていうガキ大将は
すでにいなかった。

子供の頃の俺は、
民主主義の急先鋒であり、
ケンカもせずに、
平等やら自由やらを振りかざしていて、
ベラベラ喋り立てる、
非常にこまっしゃくれたガキであった。

男気溢れるようなガキ大将は、
いつの時代にも、必要だと思う。
特に、今の日本みたいな社会では。

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