食、第一次産業、環境

・第一次産業を大規模化する

日本は敗戦して、
GHQに
寄生地主制から小作農へ
と解体させられてしまった。

解体された理由としては、
寄生地主は
直接働くわけでもないのに、
小作人にから不当に搾取をして、
裕福な生活をし、
その地域一帯を支配してしまい、
代議士になるなどして、
さらに影響力を強める事になり、

それは民主的でないからって
事なんだろうけど、

もちろん、
民主的であるというのは悪い事ではないと思うし、
民主的でないという事も
一概に悪いとは言えないと、
俺は思う。

それで成立しているなら、
それはそれで良いと思う。

餓死者が出たり、
ムチで叩いて
この働けブタ野郎!みたいな感じで、
虐げられていたらイヤだけど、
そうでなくて、
厳しい暮らしの中にもささやかな幸せを感じる事が出来る生活であったなら、
俺はアリだと思う。

そもそも
寄生地主っていう名称が気に入らねえ。

これは蔑称だぜ。

なんだよ、寄生ってさ。

大地主とかで、いいじゃん。

てゆうかさ、
搾取、搾取って言うけどさ、
寄生地主ってさ、
今で言うマネージメント業みたいなもんなわけじゃん。

どっからが搾取になって、
どっからが正当なマネージメントかなんての定義はないわけだし、
中には
すげえ搾取したヤナ奴もいれば、
小作人から慕われていた地主もいたはずだ。

それを一緒くたに、
寄生地主を
悪の権化みたいに仕立て上げてんのが、
俺は気に入らねえ。

日本は、
戦争に負けて
民主化されてしまったわけだから、
農地改革において、
寄生地主制を解体しないでも、
民主化に普通になっていったはずだ。

それを、
あえて解体したのは、
日本の農業を
弱体化させる狙いが
アメリカにはあったのだと、俺は思ってしまう。

結果として、
その狙いは当たったよね。

寄生地主、
まぁ、
以後、ここにおいては、
大地主としよう。

大地主は畑を耕さないで、
小作農に養ってもらって、
楽でいいなぁと思うアホもいるかもしれないが、
大地主は全体を把握して管理しなきゃいけない。

天候や、
需要など、
これからの情勢を見て、
どういう舵取りをしなければいけないか、
判断しなければいけない。

企業で言えば、社長なわけだ。

農地を耕すよりも、
やらなきゃいけない事があるのだ。

ポジションによって、役割があるのだ。

もちろん、
中には、
何もやらねえヒドイ大地主もいるとは、思うよ。

でも、
全てではないと思う。

大地主が
一括管理する事で、生産性が上がる。

小さな視点ではなく、
大きな視点で大規模経営をする事ができる。

小作農だけだと、
それができないし、
そもそも
誰でも、
そういった思いきった舵取りができるわけではない。

できないから、
小作農をやっているのだ。

今まで指示待ち人間だったのが、
上手く経営をやれると思う方がおかしいし、
そうさせる方が無責任である。

人には適材適所があって、
自分にあった仕事をすればいい。

例えば、
大地主は
小作人よりも、
裕福だって批判があると思うが、
街の代表が集まった時に、
街の代表である大地主が
肥溜臭いボロボロの服を着てさ、
洗練されていなかったら、小作人はどう思うだろう?

他の町や村に負けないくらい、
もっとちゃんとした格好してくれとか、
って思うはずだ。

でないと、
自分達小作人が恥ずかしいからだ。

そういうメンツもあるので、
小作人よりも大地主が裕福でも、何ら不思議がない。

中には
みすぼらしくてもいいって言う大地主も居るかもしれない。

そこを小作人が
正装でお願いしますと進言した地域も
あるかもしれない。

現在の日本は、
小作農だらけで、
その小作農も農業は儲からないと、
耕作を放棄してしまっている。

当たり前だ、自ら経営をしようとしたわけじゃなくて、
個人で経営しろ。と脅迫されたわけだからさ。

やりたいヤツに経営やらせて、
経営めんどうくせえってヤツは、やりたいヤツの参加に入ればいい。

日本の農業を強化するために、
小作農制を止めて、
戦前の大規模農業等に戻すべきだ。

農業だげでなく、
漁業など第一次産業全体で。

そうでもしないと、
日本の第一次産業は衰退の一途をたどる。

今日の日本では、
戦前の大規模農業等に戻したからと言って、
大地主が小作人を搾取したり、
そうした事によって
軍国主義に発展したりする事はない。

その前に、
マスコミに叩かれるからだ。

農地改革によって、
解体されなかった林業では、
木材を効率的に運び出すために、
自分の所有している山林に
総距離80キロ近くの山道を作った。

山道は今も拡張している。

こういった事ができるのも、
大規模経営のおかげである。

農地改革で、
大地主が
小作人にすげえ安い価格で譲ったが、
今度は、
小作人が安い価格で代表の者に譲るとか、
もしくは、
共同経営にするとかして、
規模をおっきくして、
経営効率化する必要がある。

経営は一元化した方がいいので、
共同経営だと思いきった事ができない気もするので、
長は1人の方がいいかもしれない。

企業が農地を買収して、
ダイナミックな経営をしてもいいしさ。

日本企業の経営統合などの再編がかなりされているけど、
第一次産業分野においても、
実は、大再編が迫られている。

それが
日本の第一次産業が生き残るカギの一つとなると、
俺は思う。

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