食、第一次産業、環境

・備長炭の名称を勝手に使わせない

備長炭(びんちょうたん)とは、木炭(白炭)の一種である。

ウバメガシのみを備長炭と呼ぶ向きもあるが、
実際は、樫全般のことを言い、青樫等も広く使われる。

「備長」は人名で、
紀伊国田辺の商人備中屋長左衛門(備長)が
販売したことによる。

煙が出ず雑味が付かないため、
炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋、焼き鳥屋)などで
重宝される。

本来、
樫による白炭のみが備長炭とよべるものであるが、
製法等が広く伝わったことから、
白炭全体に用いられるようになった。

産地については、
見分けがつきにくいことから
日本国外製かつ樫以外の材料を用いているにもかかわらず
備長炭と名乗る事例が見受けられる。

備長炭の定義が広がってしまい、
かつ、
偽物の流通もあるため、
和歌山県産の備長炭を
特に紀州備長炭と呼んで差別化を図っている。
(ウィキペディア参照)

つまり、
現状は
白炭を総じて
備長炭と呼んでしまっているのを、
止めさせるべきだ。

定義をちゃんと決めて、
それを守っているのは、備長炭と呼び、
そうでないのは、白炭と呼ぶべきだ。

これは、
コシヒカリでもない米を
総じてコシヒカリと呼ぶようなもので、
在ってはならない事である。

伝統的な手法で
備長炭を作っている人に対して失礼であり、
生活さえも圧迫する事にもなる。

だから、
備長炭という名称を
勝手に使ってはいけないようにするべきだ。

ちなみに、
木炭には
白炭(はくたん)と黒炭(こくたん)がある。

黒炭は主にクヌギやコナラといった柔らかい原木を使い、
400℃~600℃程度で炭化する。

白炭と比べ
炭質は柔らかく、
着火温度が低く、
燃焼時間が短いのが特徴です。

黒炭の代表的なものには、
生産地の名にちなんで命名された「池田炭」(大阪府)、
「岩手木炭」(岩手県)などがある。

白炭はカシやナラなどの堅い原木を使い、
炭化温度が1000℃で均一に炭化させる。

炭質は非常に硬く、
燃焼時間も長く、
均一なエネルギーが持続する。

この白炭の中でも
最高級とされているのが「備長炭」だ。

(参考:和風総本家、ウィキペディア、チャコールライフ(ネットショップ))

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