食、第一次産業、環境

・薬漬けブロイラーの禁止

一応、
ブロイラーから説明します。

ブロイラーとは、
「若鶏」のことです。

短期間、少量の餌で
大きくなるように
品種改良された鶏をブロイラーと呼びます。

若鳥ですから、
通常84日くらいで鶏は成長しますが、
鶏が
食肉として成立する45日ほどで
出荷される事になります。

また
経済的な観点から、
大量生産するために、
狭い飼育場で
より大量の鶏を育てる事になります。

飼育環境は
良いとは言えませんので、
抗生物質入りの飼料が与えられます。

その鶏を
我々、人間が食べる事になります。

とはいえ、
出荷前7日間は、
抗生物質が
肉に残留しないように、
飼料に加えることが禁じられています。

しかし、
抗生物質が
7日の内に
肉から完全に消え去るのだろうかは、
疑問です。

また
薬漬けで育てられたブロイラーは、
抗生物質も効かない耐性菌が出来てしまう恐れも心配です。

それを食べるのは、私達ですから。

美味いもんは食べたいですが、
わざわざ薬漬けの肉を食べたいとまでは思えません。

昔は、
個人で
鶏を飼っていたところも
結構あったと聞きます。

そういうのが無くなってしまい、
結果、
薬漬けで大量生産。

なんだかなーと思います。

中には、
抗生物質などを与えないで
健康な鶏を育てている生産者や、
外気が通る自然光の明るい解放鶏舎の中で、
健康的な飼料を与え、平飼いで育てているや、
解放鶏舎に独自の植物性飼料で、
完全無投薬飼育を行っている生産者も居る。

抗菌剤を使わず、
健康で育てられた鶏肉を
我々は食べるべきである。

可能であれば、
抗生物質を使った飼育法は禁止にしたい。

ま、でも、難しいだろうなー。

ブロイラー(若鶏)自体は、もちろんOKだけどね。

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