食、第一次産業、環境

・日本の養殖魚を世界で売りまくる

世界で食べられている魚のうち 
養殖魚の割合は、現在、47%ほどもある。
30年間で、その割合が5倍以上に増えてきている。

ある回転ずし店の
すしネタの魚介類57種類のうち、
その4割が養殖なのだが、

売上に占める割合だと
サーモン、ブリ、ハマチ、エビなどを筆頭に
養殖ものは7割を占める。

魚介類57種のうち、
養殖ものは20種類あるうち、
国産ものは20皿中ハマチとブリの2皿だけで、
残りは全て海外からの輸入となっている。


1990年代において、
日本の養殖業は世界をリードしていたとの事で、

以下の画像を見てみると、
日本は生産量が減った一方で、
ノルウェー、チリは、
生産量が激増している。



                                 (国連食糧農業機関 調べ)

これは、
日本の養殖は、ほぼ国内向けで留まってしまった一方で、
ノルウェーやチリなどは世界市場を視野に入れて取り組んだ結果、
このような差が生じたのであろう。

スーパーなどで、
シャケなどの産地を見ると、
外国産のものが当たり前のように目にするが、
一方で、
じゃあ、何故、海洋国家である日本が
自前でシャケの生産を賄えないのかという疑問が湧く。

北海道があるわけだしさ。

日本は、
攻めてないだけで、
やらないだけで、
やれば、できると思う。

採算が合わないとかは、
海外市場を前提とし、開拓する事で、
採算が見合うようになる。
(と俺は思う。)

例えば、
宮城県で養殖銀ザケを生産しているが、
とても美味で、値段としても、充分、勝負出来るという。

日本は明治開国以来、
生糸やら、工業製品やら、
海外に輸出する事で、大きく発展してきた。

それと同様に、
第一次産業でも、
チャレンジして行くべきだと思う。

というか、
グローバリズムによって、
勝つか負けるか、二者択一を迫られているために、
哀しい哉、
国内だけで、
ほのぼのやって、儲けていくというのは難しい状況となってきている。

この事は、
TPPに参加するしないにかかわらず、
我々日本人の喉元に、
前に進むか、死ぬか、を突き付けられているという事を感じなければならない。

日本は、独自の路線では、やって行けない。

なぜなら、アメリカの半植民地国家であるから。

TPPも含め、結局は、
アメリカの言う事を聞かなければならない国、
それが日本である。

なぜ、
アメリカの言う事を聞かないといけないかというと、
日本の防衛を含め、様々な安全保障を
アメリカに依存してしまっているからである。

だから、
俺は、
日本が独自の路線でやって行く事が出来るように、
アメリカに依存しない防衛を構築しなければいけない。
と思っている。

全ての問題を逆算して考えると、大体、そこに行き着く。

そこをクリアにして初めて、
日本とアメリカ、対等の関係となり、
同盟の交渉の場に立てるというものである。

ま、話、逸れてきたんで戻すけど、
日本は、ちゃんとした養殖の技術持ってんだから、
養殖魚を海外でもっと売りまくるようにする。

第一次産業はダサいとか、んなもん思わせてたまるか。
ガンガン行くぜ、このやろう。
やろうと思えば、どんな産業だって、カッコよく出来るんだぜ!

あらゆるところで拡がっているサーモンのマーケット規模は
全世界合わせて3兆円くらいあるという。

平成25年4月21日放送サキどりより参照)

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