俺論

・右派と左派


(ちなみに画像の写真は、吉田さんと、若かれし頃の中曽根さん)

上記の、
1954年当時の衆議院政党別議席数のグラフを
見てもらえればわかるが、
戦後まもない頃は、
右派政党が多かった。

社会党ですら右派があった。

そう捉えるとした場合、
1954年当時は、
ほとんどが右派勢力系であった。

翻って、
現在はどうだろうか。

現在は、
右派という言葉さえ、
使用する事が憚られる空気がある。
(右派では無く保守系とか使ったりするのかな。
だがクッションがわりに保守という言葉を使うのなら止めるべきだ。
そんな言葉を使うから右派という言葉が使いづらくなるのだ)

現在の自民党も、
右派勢力というには疑問があるので、
(それでも民主党よりはマシという程度)
そう考えれば、
現在は、ほとんど左派勢力が占めていて、
これは、あまりにバランスを欠いていると思われる。

戦後、日本が復興を果たし、躍進したのは、
右派系勢力が力強くリードしたからである。

これが、
左派系勢力であれば、
どうなっていたかは、わからない。

それは、
今も同じで、
(基本的に日本の)左派系勢力は、
偽善で形成されており、
国難を打開し、躍進させるほどの力強さを有していない。

(日本の左派系勢力は、
どんな時でも自国民や自国のためよりも、
世界貢献を優先したがるマゾヒスト集団である。
こいつらは自らを
与党や大臣など高いポジションにまで持っていき、
国民から叱責を、
世界から軽蔑を頂戴するために、
あえてダメな政治を進んで行い、
その落差を楽しむという変態野郎共である。
そんなマゾっ気ある変態集団が、
主体的になって日本を牽引していく事が出来るとは思えない。
少なくとも、
日本の左派系勢力のグランドデザインに
主体的な日本は描かれていない。
世界と協調あっての、世界ありきの日本である。
その前提で考えれば、
どうしてもその矛盾とぶつかる事になり、
この国難を日本が主体的に打開しようという舵取りは
左派系勢力には無理である。
日本の左派系勢力は、
性善説に基づいており、
日本が世界に貢献していれば、
日本には恒久的な平和が得られると能天気に考えており、
そのため軍隊などは要らないという結論に到達してしまうのだ。
近隣諸国の反日的な行動も、
自衛隊や靖国参拝を止めたりすれば、
無くなると本気で思っていたりする。
外国人に日本に来てもらって親切にすれば、
それら外国人が日本のために頑張ってくれるに違いない。
少子化で労働人口が少なくなってくるから、
外国人移民を大量に受け入れようと安易に考える。
それなら外国人にも選挙権をあげた方がいい。とまで発展する。
一事が万事その調子なのだ。
リスクについて何も考えない偽善者である。
個人で自由に、
それをやってる分には殊勝な事だが、
それが一国の政権を担うとなれば、
大問題である。
一国の政権を担うという事は、
世界やら何やらは二の次で、
まず第一に、
その国民の事、国の事、国益を考えなければいけない。)

左派系勢力は
万年少数野党がベストポジションである。

そのくらいのバランスの方が丁度良い。

右派で力強さを、左派で優しさを。だ。
(厳密に言えば、
右派も左派も強さ、優しさ両方兼ね備えているのだが、
なんか日本では、
間違ったというか、
こんなイメージがあるよね。
日本の左派は戦争は絶対しない、軍隊反対、みたいなのがあるけど、
アメリカの民主党とかは、戦争をする事も否定はしないものね。
逆に、
日本の右派=軍国主義、戦争みたいなイメージに仕立て上げるけど、
必ずしも、そうじゃないものね。
なんか日本の、こういう感じの異常だよね。)

今の日本には、
右派勢力が、ほぼ皆無なので、
日本は、ピヨっているのだ、弱過ぎるのだ。

右派系勢力が台頭してきて、
適度なバランスにならない限り、
日本の凋落は止まらない。止められない。

俺は、
右派にしろ左派にしろ、
愛国心という前提無き政治は、
どんなに良い政策であっても、有害でしかないと思っている。

自由闊達な議論が出来るのが
健全な民主主義であれば、
右派を避け、
今の左派に寄り過ぎている日本は、健全な民主主義ではない。
で、
あるならば、
右派も左派も交えて、
一つの結論に到達するのが、健全な民主主義である。

右派系諸君よ、
めげない共産党のタフさを少しは見習いなさい。

目先の事考えて、
国民のご機嫌取りばっかやってるから、左寄りになっていくんだよ。

尤もな意見であれば、国民は、それに従う。

あまり国民をバカにするな。

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