俺学

・革命輸出企業「オトポール!」


「五輪のライバル"トルコに異変"暴動の裏側に潜む「革命ビジネス」とは!?」
(皇紀2673年9月2日放送 未来世紀ジパングより)


西暦2013年5月、
5人が死亡し7000人が負傷したという「トルコ暴動」が起きた。

この暴動は、
公園の再開発に反対して起きた小さな抗議活動から始まった。

わずか数日で若者を中心に拡大し、反政府デモへと発展した。

そして、ついに警官隊と衝突。

これをきっかけに全国に飛び火。

トルコ各地で大規模な暴動に発展し、5人が死亡。

世界に衝撃を与えた。

五輪招致レースの最中、破壊活動まで起きた反政府デモ。

トルコ政府は「デモを裏から煽ってビジネスにしていた人間がいる」と断言。

「外国勢力の存在がある」と言う。

その「外国勢力」というのがオトポールだ。

トルコのエルドアン首相の側近フセイン・チェリック副首相は言う。

「外国でデモの訓練を受けた者が
トルコに入り込んで若者たちをあおっていた可能性があります。
オリンピック招致の大切な時期なのに国際的に大きくイメージを損ないました。
政府ではなぜデモがあれほどの暴動になったのか
原因を徹底的に洗い出しているところです。」

特命を受け、トルコ国営放送の記者ムラット・ハンさんが今回の暴動の背景を探った。

ムラットさんは、
東京駐在の日本特派員であったが、
今回、本国から世界各地の特派員が招集されたのだった。

調べてみると、謎の覆面集団が居た。
暴動のさなか起きた略奪、放火、そして国旗を燃やす行為。
「トルコ人なら絶対にやらない。」

さらに、トルコ国営放送は世界各地で起きたデモや暴動も分析していた。
そこには奇妙な共通点があった。

よく似た拳のマークがシンボルとして使われていたという。


2008年のエジプトの反政府運動。「4月6日運動」


あのアラブの春のチュニジア。「ジャスミン革命」


南米ベネズエラの 反政府デモ


そして、トルコでも拳のマークが見つかった。


実は裏側で計画したプレーヤーがいた。


国営放送が入手したある映像があった。

そこには、あの拳のマークが。

そして、2000年にある国で革命を起こした男が映っていた。

その男はビジネスで、革命を輸出しているという。


2000年以降、世界で起きたデモや革命

2000年セルビア

2004年ウクライナ

2007年ベネズエラ

2008年エジプト

2010年チュニジア

2013年トルコ


実は、この拳のマーク、
これまでのジパングの取材テープを見直してみると映っていた。
2013年エジプト・カイロ


北アフリカや中東で起きた民主化運動
アラブの春には特徴がある。
まず、人々の生活の中で事件が起きて、国中に広がっていった。
それを広げたのが「フェイスブック」
運動が広がって行く中で明確なリーダーがいない。
明確なリーダーがいないのが非常に大きな特徴。
トルコのデモでも原因がよくわかっていない。


デモの背景に何があるのか、
革命をビジネスにするという謎の組織のリーダーに直撃した。


トルコ国営放送のムラットさんは、
セルビアのベオグラードに向かった。


ベオグラードは
1999年アメリカを中心としたNATO軍の空爆にさらされていた。

原因は独裁者と呼ばれたミロシェビッチ大統領(当時)。

民族虐殺や市民の弾圧に対し、国内からもある組織が立ち上がった。

拳のシンボルマークの下、集まった学生中心の組織オトポール。


オトポールは反政府運動を主導した学生組織。






その小さな反政府運動は、わずか半年で革命に発展。
ついに独裁者の大統領を退陣させた。

革命の中心に居たのが27歳の若者。
スルジャ・ポポビッチ氏(当時27歳)

「ブルドーザー革命」2000年
オトポールが中心となり大統領が退陣。


トルコの暴動とポポビッチ氏が繋がってると疑いを強めたムラットさん。

革命ビジネスとは一体何なのか。
現在40歳になったポポビッチ氏を訪ねた。

事務所に案内されると、あの拳のマークが。


オトポールは今もここで活動を続けているという。

スタッフは、ハーバード大学など世界各国から集まったエリート達だった。

フランスのボルドー大学の出身者は、
「ここで働くのは面白いよ。世界が変わる様を目の当たりにできるからね。」
と言い放った。

ポポビッチ氏は
「何でも答えるから、はっきり聞いてくれ」と言い、取材に応じた。
そこにはオトポール設立メンバー二人も同席した。

ポポビッチ氏は革命をビジネスにしているとあっさり認めた。

「全ては2002年に革命を教えてくれてと依頼がきたことから始まった。」
「ジンバブエとベラルーシからだ。」

なんと他にも50近い国や組織に革命のノウハウを伝えたという。

あのエジプトにも関わったというポポビッチ氏。

設立メンバーが言った。
「2008年の4月6日運動だ。」
「ムバラクを倒すため、組織を拡大しようと彼らからコンタクトを取ってきたんだ。」
「15~16人でエジプトからセルビアにやってきて、
                        ここで革命のトレーニングを受けたんだ。」
「全てのトレーニングのベースはこの本だ。」

これがオトポールが作った革命マニュアル。

中には様々なノウハウが書かれている。


革命を達成するまでの戦略や



治安部隊にどう対処すればいいのか



インターネットで運動を広げる方法



若者を集めるためのピーアール作戦まで


欠かせないのはシンボールマーク


2000年にオトポールがセルビアで行った事例が基になっている


実際、彼らはそれらの方法で独裁政権を打倒。
政治に絶望していた若者達を次々に取り込み革命を成功させた。
革命の頭脳として、そのノウハウを作り出したのが若き日のポポビッチ氏だった。
それが今に引き継がれている。

「半年ほどのトレーニングのあと彼らはエジプトに帰っていった。」
「我々はエジプトには1人も行ってない。」
「彼らが自分たちでその後の革命につなげたんだ。」と設立メンバー。

その時、受け取った報酬は?
「トレーニング料だけだよ。値段はポポビッチに聞いてくれ。」(設立メンバー)

「その時々によるんだ。各国事情が違うから。なるべく安くしてあげたいがね。」
(ポポビッチ氏)

金額は明かさなかったが、
エジプト「4月6日運動」の場合、
報酬は、日本円で、およそ3億円とも言われている。

しかし、
トルコに関しては、
「トルコとは関わってないよ。ノーだ。」
「トルコには一切関わっていない。」
「マークは誰かが勝手に真似したんだろ。」
「アドバイスひとつしていない。」
「いいがかりだ。」
とポポビッチ氏は言う。

納得できないムラットさん。

ポポビッチ氏はインタビューを切り上げ、出て行ってしまった。

核心には至る事が出来ず、
「信用できない。裏側に何かある。絶対ある。」
「トルコ人の問題はトルコ人が解決するべき。」
「海外の国から輸入するものじゃない。」
と、ムラットさん。


今回、沸騰ナビゲーターの畑中美樹氏によれば、
エルドアン首相の「デモは外国勢力がやった」という発言には
それなりの根拠があるように思える、と。

トルコは日本では親日的な国で知られているが、
周辺の国々とはとても複雑な関係にある。
トルコの悲願がEUへの加盟だがイスラムへの根強い抵抗がある。
シリア情勢ではイラン、イラクと敵対。
ロシアとも犬猿の仲。

トルコは周辺の国々に大変警戒されている国であり、
遺恨を持った国がトルコだという実情が浮かび上がってくる。



「A guide to effective nonviolent struggle」 
誰か、日本語に翻訳してくれ!


私見

日本とトルコの立ち位置は非常に似ているものがあると俺は思う。

かつての大国が敗戦し、大局が大きく変化して行く中で、
自国が埋没しないようにしつつも、
欧米諸国と上手く付き合って行かなければならないジレンマ。
欧米諸国寄りにならなければ揺蕩う国家の立場。

西洋諸国の枠組みに入ろうとしても人種や宗教の壁がやんわり阻む。
近隣周辺諸国やロシアと揉めている点も似ている。

親日国家トルコに親しみを覚えるのは、それらの点もあるのだろうか。

トルコと日本で大きく違うのは、
国民の質である。

エルドアン首相にしても、
国営放送のムラットさんにしても、
愛国心を感じる。

国家の一員という気概を感じる。

NHKもちょっとは見習え!と思う。

安倍首相は除いたとして、
近年、愛国心を感じさせる日本の首相は中々居ない。

トルコ共和国のエルドアン首相は厳格なイスラム教徒である。

今の日本で置きかえて考えてみると、超保守って感じだろうか。
伝統ある宗教性を保とうという立場。

エルドアン首相は

「子供を3人産みなさい。」

「中絶は殺人。」

「人前でキスをしちゃいけない。」

「夜にアルコールを売ってはいけない。」

など、イスラム政策を強めており、
トルコ国内のリベラル派や世俗派から批判されている。

他のイスラム諸国と比べ自由な政策で成長を実現してきたトルコだったが、
酒類の夜間販売禁止や女性のスカーフ着用許可など、
政府がイスラム政策を強めているのだ。

エルドアン首相の弾圧姿勢─岐路に立つトルコ - WSJ.comより抜粋

現在のトルコの危機は、
エルドアン氏が11年に3期目当選を果たしたあとの方針転換がもたらしたものだ。
以来エルドアン氏は、アルコール飲料の消費や中絶を一段と規制し、
トルコの人口増加のために全ての女性に3人以上子供を産むよう繰り返し訴えてきた。
さらに市民が家庭での夕食で何を食べるべきかについて弁舌を振るい、
ゴールデンアワーのテレビドラマのセックスシーンの検閲に乗り出した。


トルコ反政府デモの標的にされるエルドアン首相とはどんな男なのか?|シュトゥットガルト通信

ところが、エルドアンが政権を握って以来、様子が少し変わってきた。
たとえば、公立 の食堂や大学構内でのアルコールの飲用禁止
(民間のレストランでは許可されている) 。
また、法制化されてはいないが、少なくとも子供は3人産むべきだとか、
妊娠中絶の 規制をもっと厳しくするべきだ、というエルドアン首相の意思は明確だ。
現在、トルコの人口ピラミッドは、ドイツや日本から見れば、
うらやましい限りの健康的な分布となっているが、
エルドアン首相は、おそらく、
出生率というのはあっという間に変化してしまうことを知っているのだろう。
ドイツも日本もそうだった。
しかし 、若い人たちにしてみれば、
アルコールの禁止も、中絶の制限も、出産の奨励も受け入れられない。
すべては民主主義に逆行するのだ。

ただ、はっきり言っておかなければならないのは、
トルコはシリアのような独裁政権ではないということ。
エルドアン首相は、正規の投票で国民に選ばれた首相なのだ。

以上のような、エルドアン首相のイスラム政策、
俺はまともな政策だと思うし、
行き過ぎたとしても、少なくとも、そこまで批判されるべきものではないと思う。

少子化を考えれば、子供を沢山産むのは良い事だし、
てか、子供を産まなければ、人類は滅亡する。
中絶が殺人というのは事実だし、
俺は人前でキス出来ちゃうけど、禁止されれば、その程度の事は従うし、
夜にアルコールを買う事も出来るけど、禁止されれば、その程度の事は従う。

人前でキスしなければ頭がおかしくなるのか。

夜にアルコールを買わなければクルクルパーになるのか。

この程度の事で、
死傷者が出るデモや暴動が起きる事の方がおかしい。

俺は民主主義なんてクソくらえとも思う面があるが、
トルコも一応、民主主義国家なのだから、
批判する自由もあれば、政策を決める自由もある。

民主主義で決めた首相が決めた事。
暴動で死傷者が出るのは民主主義国家らしく無いのではないか。

まだ、国内で、その国民らが、ああだこうだやってる分にはいい。

しかし、それが外国の干渉があっては
国家としての自主独立が損なわれるので、あってはならない事であると、
俺は思う。

当然、革命ビジネスなるものの国内への干渉なんて、論外だし、
海外の政府やマスコミによる印象操作も、悪辣で巧妙な内政干渉である。

民主主義にも良い面があるが、絶対ではない。
それをさも、民主主義国家でない国は悪い国だみたいな報道をし、
解放し、自由を与え、それによって、欧米諸国が利益を享受しようとし、
これは明らかに間接的な植民地支配である。

日本も世界もこの事に気付かないといけない。

もし革命や抵抗なるものがあるのだとすれば、
欧米の自由民主主義植民化侵略に対して、抵抗、革命をする方が今や妥当である。

今回のデモや暴動も、
トルコ自国の文化、イスラム政策に対するデモや暴動である。

民主主義の流れに逆行するイスラム政策は良くない事だと、
海外から煽り、国内のクルクルパーにデモや暴動を起こさせる。
自らは手を下さず、国内の無知なクルクルパーを使って、
国内の愛国者と対立させる。

これが欧米諸国の汚いやり方である。

全ての欧米諸国の人間が汚いわけではないだろう。

意図的にそういう風にやっている支配者層や、
自由や民主主義を善とし絶対視している連中が問題なのである。

文化、宗教、伝統、政治体制など全て、世界には、様々な価値観がある。

民主主義でも独裁でも何でもそうだが、
互いの長所、短所を認め、理解し合う事が大事だと思う。

トルコで起きている、保守回帰政策への批判、デモ、暴動は、
日本の原発デモやヘイトスピーチデモなどの過剰な反日デモに似ている。

日本も気をつけなければいけない。

オトポールが日本の反日組織と接触していないなんて言えないのだから。

オトポールが関与しているいないにかかわらず、
現状、日本の反日メディア等によって、
まともな政策が批判されたり、
差別だヘイトスピーチだと過剰に煽られ、
日本国家の再生を阻害させられ、弱体を維持せしめんする状況であるのだ。

エルドアン首相は首相在任10年が過ぎ、ようやくイスラム政策を出してきた。

それまでは、
トルコの国力を高めようとしばらく経済発展に力を注いだ。

二度目の安倍首相もわかってやってると思うが、
経済発展と長期政権を第一に考えるべきである。

靖国参拝は行くべきだが、無理に行く必要はない。

靖国参拝、何が何でもしろ!というヤツは阿呆である。

靖国参拝に無理して行く事と行かないで得られる国益を考えて行動するべきである。

一度目みたいに無理にやって退陣したら、本末転倒である。

その結果、民主党の政権交代に繋がってしまったのだから。

だから、まず、安倍首相の長期政権を築くべきで、
愛国的な法整備等を細々だとしても、
やれるところから反日勢力に気付かれないように粛々とやればいい。

憲法改正だ国防軍だ主張しても、
特定秘密保護法案で叩かれるのである。
無理して、やる必要はない。

まずは
自虐史観的教育を排除して行き、
反日思想の芽を事前に摘む事が先決である。
健全な愛国心教育を施せるなら、なお良い。

オトポールの話に戻るが、
俺の推測であるが、
オトポールを含め、世界各地で起きている民主化デモや反政府デモは、
裏で動いているヤツらが居ると思う。

ヤツらとは、第二次世界大戦において、
勝利した民主主義陣営が中心になっていると俺は思う。

そいつらが勢力拡大やカネ儲けのためにやってると思う。

民主主義とは自分達で世の中を在り方を
自由に決める事が出来る素晴らしいものという大義名分にして、だ。

しかし、実際には、資本や情報操作を背景にした力ある支配者によって、
民主主義の在り方は、ある程度、操作されてしまう事が出来るので、
間接的に植民地化され、搾取されてしまう。

結果、間接的な独裁支配をも可能にする。

民主主義やら自由やらは、クルクルパーを走らせるための人参のようなものある。

ま、それらの事を踏まえた上で、
国家国民は何が自国にとって国益になるかを考え、
判断をする必要がある事を留意されたい。


トルコがオリンピック招致に落選したのは、
トルコのイスラム政策回帰への制裁によるものである事は充分、考えられる。

デモや暴動は口実で、
五輪招致したいなら、欧米寄りの自由な民主主義国家で居なさい、と。

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