医療、社会保障

  ・漢方薬のメカニズムを解明し、治療に活かす

平成25年11月3日放送 夢の扉+ より)

漢方薬は、

『カラダに優しい』 

『ゆるやかに効いて、副作用がない』

そんなイメージを抱く人が多い「漢方薬」。

昔から馴染み深い薬だが、
“なぜ効くのか”という科学的根拠は解明されてこなかった。。

どの成分が、体のどこに効いているのか―。

その謎、
メカニズムを科学的に明らかにして、
現代の医療に
新たな光を当てようとしている医学博士を
番組では放送していた。

漢方薬って聞くと、
中国のものってイメージが強いが、
実は、
5世紀頃、
中国から伝わった伝統医学を基に
日本で独自に進化したものが、
今の漢方だったのだ。

現在、保険で認められている医療用漢方薬は148種類。

その原料は、
生薬という薬効を持つ植物や鉱物。

主に118種類ある生薬を
昔から伝わる組み合わせや割合にしたがい調合したものが漢方薬なのだ。

例えば、風邪薬の葛根湯。

これも7つの生薬を調合した漢方薬。

しかし、
以外に身近なのに、
なぜ効くのかは、謎なのだという。

漢方薬は無限の可能性

生薬のひとつひとつは
低濃度であまり作用がないのに、
組み合わさることで本当に大きな作用を持つ。

これは大事なことで、
成分が低い濃度であるということは副作用が少ない事にも繋がる。

漢方薬には
製薬の概念を変え、医療を変える可能性がある。

西洋医学が
今まで見向きもしていなかった漢方薬に、
今、注目が集まっている。

うまく漢方と西洋医学をミックスして生活の質を高める治療に持って行きたい。

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