科学技術、エネルギー資源
・緊急時の原発対策を徹底しておく
五時に夢中で
上杉さんが言ってたけど、
原発事故は、
人災で、
東日本大震災の時に、
オペレーターが
原発を冷却したのだけれども、
マニュアル通りに対応したから、
原発事故が
起きてしまったという。
そのマニュアルは、
原発の温度が高くなると、
マズいから、
冷却する。
でも、
ずっと冷却し続けると、
原発が痛みやすくなるようで、
なので、
冷却して温度が下がったら、
冷却を止めて、
温度を上げる。
そうする事で、
原発を傷めないようにする。
というマニュアルがあるようなのだ。
なので、
東日本大震災時も、
そのマニュアル通りにやって、
冷却して温度が下がったら止めて、
また温度を上げてっていう作業を、
三回やった。
しかし、
そんな緊急時に、
マニュアル通りにやった結果、
そのまま温度が上昇してしまい、
爆発。
要するに、
緊急時なのだから、
原発が痛む事など気にせずに、
とにかく冷却し続けるべきだったのに、
マニュアル通りの対応をしてしまった。
それによって、
起きた事故なので、
上杉さんいわく、人災だという。
まあ、
原発の痛みを気にしてやったのか、
それとも純粋にマニュアルに忠実だっただけなのか、
定かではないし、
そもそも、
結果論なので、
アドリブでマニュアル通りじゃない、
対応をしていれば、事故が起きなかったとも、
断言は出来ない。
ただ、
他にも上杉さんは言ってたけど、
本当だったら、
原発についているはずの、
ECCS(非常用炉心冷却装置)の中の
冷却系の蒸発システムが取り外されていた。
どうして取り外されていたかと言うと、
ちょっとした事でも、
それが作動してしまうので、
その度に、原発の稼働に支障が出たら、
たまらん、
という事で、
自民党政権下で、
取ってもいいという了承をつけて、
取っちゃってて、
もし、
それがあったら、
電源喪失していても、
蒸気で冷却も出来ていて、
原発事故は起らなかったという。
それを外してしまったから、
やはり、人災だと。
これも結果論ではあるけれども、
ともかくも、
原発はリスクが高い以上、
原発を稼働するのであれば、
その責任において、
出来る限り安全を徹底しなければならない。
原発事故を考えると、
安全に注意を払って、
払いすぎるなんて事はないですから。
本当に、
反省という事を考えているのであれば、
このような原発事故は二度と起こさないという
覚悟を持たないと、
原発を使うべきではない。
現場の方は、
ギリギリの状況下で、
最善を尽くしてくれたと、
俺は思っているので、
(そう思いたい)
結果論でグダグダ言いたくはないですけれども、
でもまあ、
原発使うにしろ使わないにしろ、
この事故を活かしていかないと、
浮かばれないです。
俺は、
日本の原子力技術は、
世界でトップクラスだと思っているので、
世界的に原発が増えていこうとしている中で、
日本で脱原発するかどうかは別として、
原発の高い技術力を有している日本は、
世界の原発の安全性に対しても、
責任を負っているというか、
負わなければいけないポジションに居ると思っています。
なので、
原発が世界で増えていく以上、
原発、アリかナシかという単発的な考えだけでなく、
広い視点に立って、
東日本大震災の原発事故を教訓にして、
世界の原発の安全性を高めないといけない。
僕は、
日本だけ何が何でも脱原発は反対ですが、
何が何でも世界同時脱原発なら大賛成です。
世界は繋がっているので、
感情論で、日本だけ、アリかナシかやってても、どうしょもないです。