科学技術、エネルギー資源
・放射性物質の寿命を短縮させるオメガ計画を推進、実現させる
オメガ計画とは、
1988年に日本の内閣府、原子力委員会が作ったもので、
高レベル放射性廃棄物を、
長寿命の核物質と
その他(希少資源)に分離し、
長寿命の核物質に対して、
ガンマ線や中性子などを当てる事により、
長寿命の核物質を変換させ、
長寿命の核物質を
消滅、
または
寿命を短くする計画である。
長寿命の核物質とは、
例えば、
半減期 約2万4000年のプルトニウム239などの事である。
オメガ計画についての研究者は数名しかおらず、
現在は、細々と進められている状態との事だ。
つまり、
オメガ計画が実現すれば、
放射性廃棄物が
普通のゴミと同じような処理で処分できる可能性があるという事だ。
半減期がゼロにならないとしても、
半減期が短くなれば、
少なくとも、
現在の処理よりも、楽にはなる事は確かである。