政治、選挙、行政

・参議院を廃止して一院制にする

参議院は廃止すべきだ。

なぜなら
特に必要ないからだ。

戦前は、
衆議院と貴族院として、
両院制の色分けがちゃんとあったし、
戦後も最初の方は
参議院も党派の垣根を越えて存在していたり、
選挙区も全国区などの特色もあったが、
次第に衆議院と同じような存在になってしまい、
二院である必要性が薄れてしまった。

日本の二院の成り立ち自体が、
封建社会等の名残から金持ち等を支配体制に組み込もうと、
貴族院を作り、
それに対する庶民派、民衆、大衆の、
衆議院としての
両院制であった。

戦後、
GHQに
日本の貴族(華族)制度がぶっ壊されて、
貴族院が必要なくなった。

GHQはいっその事、
一院制にしろ!と言ってきたが、
日本が、ちょっと待ってください、と。
で、
かわりに、
貴族院を一応、踏襲した参議院が出来た。

貴族院は、
非公選の皇族議員・華族議員・勅任議員によって構成され、
解散はなく、議員の多くが終身任期であった。
その一方で、
有識者が勅任により議員となる制度が存在し、
日本国憲法下の参議院のように、
良くも悪しくも
「衆議院のカーボンコピー」という批判は起きなかった。

また、
昔の参議院は、
参議院は解散のない長期在任規定から
政権選択にとらわれることなく有識者によって
審議される「良識の府」と呼ばれていた。

しかし、
現在の参議院を見ていると、
衆議院と同じような政党政治となっており、
政権に囚われる事無い審議が出来ているとは言いがたい。

その上、
ねじれ国会を引き起こし、
余計な混乱を来たしている。

基本的に
そもそも俺は一院制で良いと思う。

なぜなら、
答えが同じなら、二回の審議は手間が増えるし、
答えが違うのならば、一回の審議で充分だからだ。

もし答えが違うのなら、
再度、
審議し直す事になるが、
日本の場合、
衆議院の優越により、
結局は手間がかかった上に、
最初の同じ結果にならざるを得ない事が多いのだ。

つまり、
二院制では時間とコストが掛かる上に
可決しても否決しても、
審議の結果は基本的に同じなのだ。

時間が掛かっても、
衆議院での結果が、最終的な結果となるのだ。

参議院は
焼け石にお湯を掛けているようなものだ。

衆議院だけだと
十分な議論ができないという
アホな反論もあるかもしれないが、
では衆議院と参議院の二院であれば、
十分な議論になるのであろうか?

満足な議論をしたいとなれば、
それこそきりが無くなる。

そもそも
民主主義なのだから、
どんなに議論しても
少数派からは多少の不満が残る。

何回議論したって、
完全な答えなどは出やしないのだから、
一発で、
十分議論して決めればいいと俺は思う。

その結論が、
皆々さんが大好きな民主主義で出した結論なのだから、
仕方がない。

それに従うと。

それが民主主義である。

経費を切り詰め、
スピードが要求される時代なのだから、
二院制は時代にそぐわない。

一院制で十分だ。

衆議院一院制だと、
衆議院議員選挙期間中トラブルが起きても、
対処できないだろうというツッコミがあるかもしれないが、
そしたら、
衆議院議員を半数ずつ選挙をやれば、
対処できるでしょ。

だから
参議院を廃止して、
衆議院の定数を増やし、
衆議院のみの一院制にすればよい。

ちなみに、
衆院選は1回で約700億円、
参院選は約500億円の経費がかかる。
衆参を合わせた職員の数は約3000人と国会議員の4倍を超え、
それぞれの事務総長の年収は約2800万円。

つまり、
二院制の維持にはコストも、それなりに掛かるってわけだ。

議員削減が叫ばれているが、
そもそも一院制にすれば、
選挙をしなくて済むし、
院を維持しなくてもいいし、コストも大幅に削減できる。

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