政治、選挙、行政

・首相公選制(大統領制、新幕藩体制)を導入する

今、日本がすべき事は、
減税でも、地方分権でもない。

国民が「国のトップ」を直接選挙で選ぶ事である。

地方選挙で
都道府県民が
直接選挙で
知事を選ぶように、

「国のトップ」を
国民が
直接選挙で
選ぶ事ができるようにするのだ。

この制度は、
一般的に、
首相公選制とか
大統領制と言われているもので、

最近は下火ではあるが、
以前から、
日本にも導入すべきだという声はあった。

俺がどうして、
首相公選制とか大統領制という表現をせずに
「国のトップ」という表現にしたかと言うと、
俺が考えている制度は、
それらとは一線を画するような制度であるからだ。

俺が考えている制度を説明すると、
まず、
国家元首は天皇陛下だという事を明文化する。

その上で、
国の運営最高責任者(国のトップ)を
国民が直接選挙で選ぶ事が出来るようにする。

国家元首は天皇陛下だが、
天皇陛下と国の運営(政治)を完全に切り離す。

日本の運営に関しての責任は
すべて「国のトップ」にいくようにして、
天皇陛下に政治責任が及ばないようにする。

民主主義の下で、
国民が直接、「国のトップ」を選んで、
その選ばれた者は、
天皇陛下の任命でなるのだ。

ここまでは、
首相公選制や大統領制と同じような制度であるが、
ここからが抜本的に異なってくる。

三権分立のうち、
立法と行政を統合させて、
国会(衆議院、参議院)を廃止する。

そうなると三権分立は、
行政立法と司法の二権分立になるが、
権力が暴走しないように、
国民、立法行政、司法で互いにチェック出来るようにはする。

立法と行政を「国のトップ」が手中に収め、
力強いスピーディな政治をするのだ。

そして、
民主主義の下で、
「国のトップ」(独裁者)を選ぶのだ。

俺は、
上手く機能していれば、独裁ほどスムーズな手法はないと思う。
上手く機能していないから、独裁が「悪」として叩かれてしまうのだ。

民主主義の下で、独裁者を決めればいいのだ。

もし上手く機能していなければ、
民主主義の下で、
独裁者をクビに出来るようなシステムにすればいいのだ。

国民の支持率15%以下で自動的にクビになるようにすればいい。

国民はインターネットを使って、
24時間いつでも、
「国のトップ」をクビにするかどうかを決める事ができるようにする。

クビにしたいなと思ったら、
クビにするボタンをクリックする。

支持率低下を受けて、
「国のトップ」に改善が見られたと思ったならば、
クビにするボタンを解除する事も出来るようにする。

そうして、
国民の85%以上がクビにするボタンを押した場合、
「国のトップ」は即、解雇される仕組みにする。

「国のトップ」が独裁でも、
常時不信任投票できる仕組みがあれば問題無いし、
このシステムこそが直にリアルに民意を反映した、
真の民主主義と言えるのではないか。

で、
「国のトップ」がクビになったら、
ただちに、
次の「国のトップ」を決める選挙を実施する。

その間の空白は、
全国の都道府県知事で、
あらかじめ「長」を決めておき、
その「長」が、「国のトップ」の代理を務める。

選挙は、
公平を期するために、
選挙ポスターは行政が全部、貼るようにする。
(お金がある者とない者等で差が生じるため)

自分の政策を書いた原稿を役所にもっていけば、
役所がインターネットに立候補者のサイトを公平に作ってくれる。

動画なども撮ってくれて、投稿してくれる。

もちろん、
自分でサイトや動画を作ってもいい。

投票もインターネット(PC、モバイル等)での投票にする。
(投票所に行かずに投票できるので投票率は上がる。)

加えて、
投票に行かないものは、投票放棄税を課する。
(または罰金を科する。)

供託金は現在の10分の1にする。
(現在の供託金は300万円、高すぎる。平等な民主主義とは思えない。)

インターネットにする事で、
経費も大幅に削減でき、気軽に投票する事ができる。

ネットが苦手な人には
電話投票を用意すれば問題ない。
障害のある方には
役所が対応するようにすればいい。

おそらく、
たくさんの立候補者がいると思われるので、
「国のトップ」に不適任と思われる者をふるいにかける。

どうやって、
ふるいにかけるかと言うと、
ペーパーテストを実施するのだ。

それは学力とかではなく、
「国のトップ」として
資質があるかどうかをはかる事ができるペーパーテストだ。

そういったペーパーテストを開発する。

そのペーパーテストは、
あらかじめ用意周到に勉強したからといって、
点数が上がるようなペーパーテストにはしない。

そのテストで最低基準点以下の者は、
立候補できないようにする。

基準点を超えた者のみが立候補できるようにするのだ。

そのペーパーテストの点数は
立候補者のサイトに載せる事ができ、
その点数を選ぶ基準にもできる。

また、
自分の思想や価値観に合う立候補者を
簡単に検索できるようなシステムを作る。

例えば、
「愛国心」というキーワードを入力したら、
「愛国心」に関心のある立候補者をネット等で検索できるようにする。

もちろん、色んなキーワードで複数検索もできるようにする。

他にも、性別だとか出身だとか色々な条件を付けて、
検索できるようにする。

投票は現在のように1人につき1票ではなく、
3票までできるようにする。

とはいえ、
1人の立候補者に対しては1票までしか投票できない。

全国から、
おそらく少なくとも数百人以上の立候補者が居ると思うので、
1人に選びきれない、なんて事があると思われる。

なので、
1人、3票まで投票できるようにする。

さらに、
1位3ポイント、
2位2ポイント、
3位1ポイントという風にして、
最終的には、
一番、高ポイントの立候補者が
「国のトップ」になれるようにする。

そして、
「国のトップ」の任期は1年。

現行の、任期4年は長すぎる。

任期が4年だと、
1年目は、ゆったりしがちになると思う。

1年しかないんだという気持ちで
やってほしいので、任期を1年にした。

ただし、
任期終了時において、
支持率が20%以上である場合は自動更新される。

また、
多選禁止にはしないので、
支持率が悪くなければ、
ずっと「国のトップ」ができるようにする。

多選で腐敗したら、
すぐさま国民が
「国のトップ」である独裁者を
あなたたちの金科玉条、民主主義に基づいて
引きずりおろせばいい。

衆議院や参議院の国会も廃止するので、
人件費や選挙などにかかる莫大な費用を削減する事ができる。
くだらない政党政治も無くす事もできる。

いわゆる現在の内閣にあたるものは、
「国のトップ」が自由に決めればいい。

また、
外国人の有識者をブレーンとして用いてもOKにする。

ただし、
最低でも4分の1以上は日本人にする。

「国のトップ」率いる中央政府と
地方政府とのやりとりは、
国会議員を廃止した分、
都道府県知事などとの話し合いの場を設ければいい。

ここまでが、
俺が考える、
国民が「国のトップ」を直接選挙で選ぶ制度の概要だ。

ただ、
「国のトップ」という名称で
いつまでも行くわけにはいかないので、
「国のトップ」の名称や、
この体制の名称を決めなければならない。

だが、
「国のトップ」を、
首相や総理大臣、大統領という名称だと、
今までとの違いがわかりにくいので、
日本の独自性を強調するために、
「国のトップ」を
征夷大将軍という名称にした。

そして、
この体制の名称を
新幕藩体制にする事に決めた。

正直言えば、
中身さえ、きちんと変われば、
名前なんて総理でも首相でも
俺的には何でもよかったのだが、
やはり内外に
日本は変わったのだという事を示すためには、
日本独特なものの方がよいのかなと思った。

なので、
とりあえず、
ここではこれ以後、
「国のトップ」の名称を
征夷大将軍と仮定して、
この体制を新幕藩体制と仮定する。

とはいえ、
名前などは二の次なので、
これに執拗に拘らない事とする。

ただ、
どうして俺が
それでも征夷大将軍と新幕藩体制とい名称を
選んだかを少し説明しよう。

まず、
「幕藩体制」というのは、
幕府を最高の統治機関としながらも、
各藩がそれぞれの領地において、
ある程度、独立した統治機構を形成している体制なのだが、
これって、
今、巷で言われている「地方分権」ってヤツでしょ。

俺は「地方分権」というのは、
愛国心ありきの「地方分権」はアリだと思っていて、
そうでなければ「地方分権」は反対なのだが、
にしても、
「幕藩体制」ってのはアリだなと思った。

さらに、
ざっくり言えば、
現在の都道府県は、
もともと細かくたくさんあった藩を
中央集権下で、
能率的にするために47都道府県にまとめたもので、
この47都道府県の区分けが
ピッタシ合っているとも必ずしも思えない。

一度、この47都道府県を藩のような感じに戻した上で、
(つまり47都道府県を廃止)
それだと細かすぎるので、
7区分け程度の道州制を包むべきだと、俺は思った。

実質、
47都道府県を7くらいの道州にするのだ。
複数の藩を道州で包むのだ。

イメージとしては、
細かい事をする時は、藩(市区町村)でやって、
大きな事をする時は、道州でやってみる。
それ以上の事は
国でやるというような感じだ。

都道府県を藩に戻すメリットとしてだが、

例えば、
石川県だと、ぼんやりしたイメージだが、
加賀と言われると、すぐにイメージしやすい。

他にも、
山梨県って言われるよりも、
甲斐って言われた方が具体的にイメージしやすい。

そういうのはたくさんある。

福島県って言われるよりも、会津の方がわかりやすい。

つまり、
昔からある古来の地名や文化を最大限活かすために、
歴史的にも文化的にも
一体感ある共同社会を形成すべきと、
俺は思うのだ。

ただ、
それだと、
共同体がたくさん出来てしまうので、
それらをまとめるための道州制度を導入するのだ。

47都道府県を廃止した場合は、
先ほど「国のトップ」のところで述べた都道府県知事の役割は、
道州知事に移行する。
(道州大名でもいいかもね。)

で、その道州を統括する強い中央政府(幕府)を設ける。

この三層構造を目指すべきだと俺は思う。

こういった事から、
従来の「幕藩体制」という名称に習い、
超近代的で新しい民主主義的な体制として、
「新幕藩体制」とした。

摂政や関白という名称も検討したが、
「幕藩体制」であるならば、
征夷大将軍に一応、してみた。

ま、細かい事はさ、頭いい学者か何かにやってもらえばいい。

征夷という表現は
元々、蝦夷を征討するという意味があったので、
抵抗がある人もいるかもしれないが、
幕府が形成されるようになってくると、
そういう意味合いよりも、
征夷大将軍という名称自体が重要になってきたので、
蝦夷を征討するという意味は形骸化してきているので、
気にする必要はないと思う。

言葉とはそういうものだ。

例えば、
ジャパニーズとかチャイニーズとかにニーズなんてのは、
軽蔑的な表現であるけども、
多くの日本人はそれを知らないだろうし、
知ったところで、
別に今さらねえ。
どうでもいっか。って感じもあんじゃん。

言葉とは時代によって変化するものだし、
過去に執拗に拘るのではなく、
その時代に合わせて使えばいいと思う。

ま、
そんなこんなで征夷大将軍と新幕藩体制という事にした。

ちなみに、
道州や各藩のトップをどうやって決めるかは、
ここでは一応、保留にしておく。

というのは、
俺のやり方で全ていくと、
議会が日本から無くなってしまう。

日本からすべての議会を廃止するのはマズいと思ったからだ。

なぜ、
マズいかと言うと、
政治家(職業議員)が食って行かれなくなるからだ。

政治家っていうのは、
議員という職業があるおかげで生活する事ができるのだ。

議会を全て無くしてしまえば、
議員もいらなくなる。

議員という職業が無ければ、
政治家になれるのは、
余裕のあるお金持ちだけというふうになりがちになる。

さらに政治家が養成される場所が無くなってしまう。

それを避けるために、
道州か藩のいずれかには
政治家養成も兼ねて、議会や議員を残しておくべきだ。

おそらく藩(市区町村)の方がいいかなと思うけども、たくさんあるし。
一応、保留にしておく。

政治家というのは、
昔でいう武士の身分のようなもので、
タダで飯が食えるわけですよ。

昔の侍と今の侍はどこか違うのかと言えば、
昔の侍はひとたび国難あれば、
命をかける覚悟があったというとこなんですよ。

だから、
タダ飯でも許されるわけなんです。

今の侍にはその感覚がない。

クソの役にも立たないので、
議員削減なんて叫ばれるのです。

とはいえ、
全く無くしてしまったら、
現代のサムライを淘汰してしまう事にもなるので、
ある程度、
議員がタダで飯を食える環境は
残しておいた方がいいと思います。

タダで食っていいけど、
なんかあったら国のために、死ねよ。と。


まあ、
これまでのところをまとめると、

民主主義の下において、
国民が独裁者である国のトップ(征夷大将軍)を選び、
天皇陛下が、それを任命する。

で、国民がクビにしたかったら、クビにすればいい。

これが本当にシンプルでリアルな民主主義であると俺は思う。

もちろん、
独裁者(国のトップ)が
国民を弾圧したり、制度を反故にしないように対策をしておく。

征夷大将軍は国民に選んでもらうわけだから、
序列として、
天皇陛下、国民、その次に征夷大将軍がくるようにする。

と、
まあ、
俺はかなり超進歩的、超前衛的な論を唱えたのだが、
一般世間には過激とも言えるだろう俺の論を
さて置いといたとしても、

少なくとも、
今の日本には、
都道府県民が直接選挙で知事を選ぶように、
国民が直接選挙で総理大臣を選ぶ事が
できるようにしなければいけない。

なぜなら、
今の政治システムだと、
日本の政治が停滞し、滅ぶ事はあっても、
成長していくなんて事は不可能だと思われるからだ。

つまり、
日本はこのままだと滅び行くという事だ。

何故かと言うと、
今の日本の政党の政局争いを見ていればわかるだろうが、
政権交代をしたとしても、何も変わらないからだ。

何かしらは変わったであろうが、
それは国民が期待した変化ではなかったであろうし、
むしろ、
どちらかと言えば、
さらに悪化してしまったのではないかとも思える。

現政権を見ていても、
野党との対立はもちろん、与党内でも対立。
さらには各地方からも圧力が。

政治が
まともに機能しているとは到底、思えない。

仮に大連立で政局を乗り切ったとしても、
長期的に見た場合、
抜本的な解決にはならず、
永遠、この繰り返しである。

こんな事を繰り返していて、日本が良くなるはずがない。

国を運営するには、
スピードと力強さが不可欠である。

今の政治システムでは、それが実現しない。

だから、
俺が提案したようなシステムにする必要がある。

俺は、
将来、
自分が日本の大統領になるんだという思いで
政治家を目指しているけれども、
何も俺じゃなくても、
優秀なヤツが「国のトップ」になるのであれば、
それでいいと思う。

総理大臣を国民が直接選挙で選ぶ事が出来れば、
優秀な人間がたくさん立候補すると思うんだよ。

だから、
俺の新幕藩体制を導入しなくても、
首相公選制導入だけでも、
バックもシガラミも無い
有能な人材がたくさん首相目指して
立候補するようになる。

結局、
今の政治システムだと、
既存政党に顔色を窺って長い下積みしないと、
政治家として上に行けないのだ。

優秀な人間であれば、こんな事はしない。

自分で勝手に事業を起こして社長になるだろう。

まともな人間も政治家にはならない。

普通は無難に、
サラリーマンか公務員になろうとする。

つまり、
政治家になろうとするのは、
世襲か、ちょっと世間ずれしたヤツである。

世襲でもないヤツが
顔色を窺って長く下積みしてまで
政治家をやろうとするのは優秀な頭の持ち主ではない。

少なくとも利口とは思えない。

なので、
政治家の多くが
世襲議員もしくは無能議員なのだ。

日本の政治がダメで、
経済が優秀なのは当たり前。

良い人材は政治に行かないのだから。

資本主義原理に基づけば、
マトモな人間や、優秀な人間は政治家になろうとは思わない。

なので、
優秀な人間が
ショートカットで、
すぐに「国のトップ」になれるような
システムにしなければいけない。

また、
そういうシステムを導入することで、
悪しき政党政治も少なくとも今よりは改善すると思われる。

結局、政党政治だと、
どちらが多いかの数取り合戦になり、
それが政党対立、派閥対立など、
無能な争い、駆け引き、根回しなどを生み、
それによって、
そこでの争い、駆け引きに勝つ事を第一にならざるを得なくなるので、
スムーズな政治運営が出来ない。

そもそも俺は政党政治は廃止すべきだと思っているが、
首相公選制を導入すれば、
国民は、
政党ではなく、
優秀な政治家を見て、選ぶようになる。

その政治家が作った集団(政党)を見て、選ぶようになる。

そういった集団がいくつかできて、
切磋琢磨、競い合って、
時に協力したりするような感じになると思う。

今の政党政治だと、
超党派で協力しにくい状態である。

なぜなら、
それは政党に縛られているからである。

政党に縛られて
自分のしたい事ができないなんて本末転倒である。

正直言って、
首相公選制や大統領制は、
種類が結構あって、
国によって違ったり、
人によって定義が違ったり様々である。

だから、
俺は、
いち有権者の立場として、
自分が国民であれば、
どういう制度だったらイイかを基に
新しい大統領制を創作していった結果、
新幕藩体制なるものが出来あがってしまった。

大統領という表現は、
国によって主席だったり、
総統だったりするので、
征夷大将軍という表現でも、
おかしくはないと俺は思う。

「征夷」という意味も、
「将軍」という意味も薄れてきて、
「征夷大将軍」という「頂点に統治する者」って意味合いが
一番強く表れていると思うからだ。

現行の首相公選制や大統領制をベースにするとしても、
議会に「国のトップ」に対する不信任決議権を付与すべきだし、
「国のトップ」に議会に対する解散権を付与すべきだとも思う。

ただ、
俺の制度も、
現行の制度も、
共通しているのは、
国民が「国のトップ」を直接選ぶ事ができるということ。

最低でも、
そのシステムさえ取り入れれば、
政治家としての長い下積みが無くても、
日本の優秀な人間が首相になる事ができるようになる。

国の政治に、
政治家としてのシガラミがない優秀な人間を送り込みたい。



おさらい

新幕藩体制の概要

・天皇陛下を国家元首と明文化する

・立法と行政を統合する

・国民、立法行政、司法の三分立で互いにチェックし合う

・最高立法行政責任者を征夷大将軍とする

・国民の直接選挙で征夷大将軍(国のトップ、独裁的指導者)を決定する

・任期1年、支持率15%以下で自動的にクビになる

・征夷大将軍は幕府(内閣)を自由に組織する事が出来る

・幕府の下に7程の道州制を置き、その下にたくさんの藩を置く

・国会(衆議院、参議院)の廃止

・選挙はネット選挙にする


……と、ここまできたのだが、

よくよく現実的に考えると、
いきなり、
新幕藩体制の導入は確実に受け入れられないだろう。

国会(衆議院、参議院)を廃止するわけだからね。

今の国会議員なんて、
国のためよりも保身を優先するだろうから、
衆議院、参議院を廃止するというのが含まれている案を、
素直に衆議院、参議院を呑むわけがない。

なので、
とりあえず第一段階として、
首相公選制(大統領制)導入を実現させるというのも検討。

首相公選制は
下地がある程度、出来あがっているので、
受け入れ余地は充分あると思われる。

選挙公報に、
今日本がすべきなのは、「征夷大将軍の復活!」
って書いても、
説明無しじゃ、意味不明だ。。


『国民が「国のトップ」を直接選挙で選ぶ事である。』

『大統領制』

『首相公選制』

どれにしようか最後まで悩んだけどね。

下地がある『首相公選制』を選挙公報に書くことを選択した。

ま、
仮に、
俺の理想的なモノに行かなくとも、
首相公選制にするだけでも、
有能な人間が総理大臣にいきなり就任できるシステムになるので、
現在の日本の行き詰った政治を打開する突破口となるはずだ。

政権交代が起きて、
二大政党制が
必ずしも最良のモノではない事は
皆、実感したはずだ。

少なくとも二大政党制がうまく機能されるためには、
全国会議員がマトモな日本人である事が前提であるが、
国会議員の中には売国奴的であろう議員がいるため、
互いに競い合って日本を良くしようという、
二大政党制は成立しない。

つう事は、
首相公選制もバカがなると、
大変な事になるので、
そうならないように考えないといけない。

俺様がなれば一番なんだけどね。
そのあとは後継者を俺が育てるから。

 

あとがき

俺の提案している事に
抵抗がある一般諸君は少なくない事だと思う。

例えば、
三権分立の中の、
行政府と立法府を合体させたり、
独裁者を国民が選んで決めるとかは、
その最たるものだと思う。

しかし、
この当たり前と思われているシステムが、
意外と特異なものであることを認識してほしい。

今や「会社」というものは、
グローバル化した世界において、
どこかの小国よりも大きな規模であるなんて事もある。

その会社が、
会社運営と会社のルールを分立させて、
会社の予算を決める時に、
かたや民主党、かたや自民党と、
会社内でアホな対立するなんて事はあるだろうか。

そんな事をやっている会社は潰れてしまう。

独裁国家は悪というレッテルを貼られながら、
会社経営であれば、
ワンマン経営をしてる会社は決して少なくないだろう。

会社に関しては、
権力が分立されていなかったり、
独裁的な経営は許容されていたりするのに、
それが国になると、
権力は分立させなきゃダメ、
独裁的なのはダメという風に、
無思考に思うのは良くない事だと俺は思う。

もちろん、
会社と国とじゃ全然違うってのは、わかる。

では、
会社が国を凌駕するくらいに大きくなった場合、
その会社は三権分立のような構造にするべきなのか。

会社の利益を阻害してまで
独裁性を排除するべきなのか。

別に、
俺は独裁が絶対に良いとは思わないし、
三権分立が絶対に悪いとも思わない。

ただ、
物事は
今の現象や常識が
絶対ではなく、
ニュートラルに考えて、
本質を見てほしいと、俺は思う。

先進国入りを目指して頑張ってきた日本は、
今や間違いなく先進国である。

先進国のマネをしていけばいいという時代は終わった。

これからは、
日本が先進国の手本となるように、
自ら考えて道を作って行く必要がある。

自己否定から新しいものが生まれたりする。

何かヒラめき、行動を起こし、失敗してしまう事は、悪なのではない。

失敗する事を恐れ、行動を起こさない事が悪なのである。

失敗したと思ったら、引き返して、何度でもやり直せばいい。

その積み重ねが、道になる。

政治家は
国民のご機嫌を窺うのではなく、
国民のために、太く長い道を創るために尽力する事である。

それがたとえ、いばらの道だとしても。

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