政治、選挙、行政

・統一地方選挙を廃止する

統一地方選挙とは、
地方自治体の選挙、
つまり
県の議員や市の議員などを
同じ時期に全国的に選挙しましょうというものだ。

統一地方選挙に参加していないところもあるが、
ほとんどの地域で統一地方選挙に参加している。

これのメリットとして、
全国で大々的にやるので、
大きく宣伝が出来るので、
投票率も上がり、
別個でやるよりも多少のコスト削減になる。

じゃあ何故、
俺は廃止しようと思っているのか。

それは
全国で統一して選挙してしまうので、
どの自治体の選挙も4年後になってしまうからだ。

もし別個で選挙をやっていれば、
落選しても
1年後の隣町でやる選挙に立候補しようという風にできるが、
統一地方選挙だと、
落選してしまえば、
その間、4年も、浪人状態となってしまう。

余程、
その街に想い入れがあり、
その街でなければ政治家なんてやりたくないって人は
統一地方選挙でもいいと思うが、
国を良くしたい、街を良くしたい、
ただ純粋に政治をやりたいという人にとっては
4年の空白は
死ねと言っているように等しい。

まだ若いうちは就職もできよう。

アルバイトだってたくさんある。

でも50、60歳となれば、
簡単に就職先は見つからないし、
アルバイトだって雇ってくれるかどうかわからない。

生活保護にでも頼れと言うのだろうか。

例えば、
小さい頃から喫茶店を開いてマスターになるのが夢で、
この街では
条例で喫茶店は一店舗しか出してはいけないということで、
喫茶店をやる事ができず、
次のその取り決めが4年後という事になったら、
夢を諦めるだろうか。

もしそうなったら、
俺だったら、
どうしてもその土地でやりたいということでなければ、
そういう条例がない他の街で喫茶店を開くと思う。

サッカー選手のクラブ間の移籍が
4年毎に
日本で一斉に行われるとする。

もしそこで所属できなかったら、
日本で
選手の移籍が行われるのはその4年後です。

ってなって、
本当に
純粋に
サッカーがやりたかったら、
俺なら、
海外のクラブに所属しようと思って
海外のクラブチームのトライアウトに受けに行くよ。

政党員でもない、
無所属のいち市民とっては、
大規模に統一で選挙をされると、
政治家になる機会を減らされるので、
非常にイタい。

統一地方選挙は、
大政党や、
既存の政治家にとって有利となっているのだ。

大政党にとっては、
年中あちこちで選挙をやられるよりも、
統一されている方が選挙対策がしやすいのだ。

投票率を上げるためにやるのであれば、
投票を義務化にすればいいだけの話で、
わざわざ統一して選挙をやるのは、
大きな政党が選挙を把握しやすいようにするためで、
新規に政界に参入するものにとっては障害となっている。

統一されてしまう事で、
挑戦するチャンスが激減するのだ。

大きな政党であれば、
全国で一斉に選挙をしても幅広く対応できるが、
そうでないものにとっては、
全国で一斉に選挙をやられたら、幅広い対応ができない。

地方分権を謳ってるくせに、
こういうところは統一しておくだなんて、
都合が良すぎる。

また
よそ者が自分の街の政治に
関わってほしくないという思いの人もいるかもしれないが、
その街やその国に対して貢献したいという者であれば、
出身は関係ないと俺は思う。

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