社会、伝統、文化、外国人

・「温泉」と謳っていいのは、法律で源泉掛け流しのみにする

日本に住んでいれば、

「温泉に浸かりたい」という気持ちには、

誰でも、少なからず、なるのではなかろうか。

ご多分にもれず、かくいう私も、その一人である。

都心にも、
日帰りで、温泉を楽しめる銭湯、スーパー銭湯、スパなど、結構ある。

しかし、
いかんせん、
肝心の「温泉」に問題がある。

何が問題かと言うと
まず、
こういったスーパー銭湯の類の温泉は、
大体、消毒のための塩素が入ってるという事。

そうなると、当然、温泉は、掛け流しで無く、循環という事。

俺は温泉の素人なんで、
間違ってたら、ごめんよ。

掛け流しってのは、
温泉が地面から出てくんじゃん。
その温泉をそのまま風呂に入れっぱなしって事だと思うんよ。

循環ってのは、
風呂に入れた温泉を
消毒したり濾過したりして(綺麗にして)、使い回すって事だと思う。

で、
温泉についてさ、
その素人の俺から見て、問題、ふと疑問?などは色々ある。

素人ながら、推測してみる。

基本的に、
都会で温泉を提供しようと思ったら、

まず、そこに温泉が湧くかどうか、からだし、

温泉が出ない場合は、どこかから持ってくるしかない。

どっかから持ってきたら、
当然、
温泉の量が限られているので、
かけ流し出来ず、循環させるしかない。

循環させて使うとなると、衛生上を考えて、塩素消毒なきゃいけない。

これは人工温泉(人工的に作った温泉)も然りだと思う。

毎日、新鮮な温泉を入れ替えられるならまだしも、
そうでなければ、循環し、消毒してるうちに、温泉の効能なども低下しそうな気もする。

仮に、
温泉が湧くところで、
源泉掛け流しを全くやらないような温泉場は、
経営効率だけしか考えてない酷い温泉場であると俺は思う。

俺は、
基本的に、
不必要な食品添加物やシャンプーや化粧水などの不必要な化学物質が嫌いで、
なるべく自然なものが好きなんです。

それと同様に、
温泉も、自然のありのままの温泉がイイです。

だから、
塩素消毒まみれの使いまわしの温泉なんて入りたくないんです。

僕からしたら偽物の温泉です。

そんなのは、
温泉に入ってる気がしてるだけで、温泉に入っていないんです。

温泉はいりに行く人ってのはさ、
湯治で行くわけじゃんか、大抵、癒されに行くわけじゃんか。

それなのにさ、
体に悪い、塩素まみれのさ、
幾人もののオッサンが入った使い回しの湯船に浸かってさ、

「あ~気持ちいぃ、極楽、極楽。」なんて、変態だろ、そんなん。

温泉じゃないんだから。
殺菌されたオッサン汁なんだから。
(俺も行ったら行ったで、頭バカにして、楽しむようにするけど、本来は嫌や。)

まぁしかし、悲しき哉、

現実は、
源泉掛け流しも
オッサン汁(循環も塩素消毒の有無も)も
一緒くたにされて、「温泉」と称されております。

一緒くたになると、
客が損するだけじゃなく、
本物の温泉を提供しようとして源泉掛け流しでやっている温泉場さんも損をします。

だって、
源泉掛け流しをやるってのは、コストも手間もかかるし大変だと思いますし。

大変なら、塩素殺菌して循環濾過でやった方が経営しやすい(儲かる)わけです。

だから、源泉かけ流しでやってる温泉場が少ないんです。

努力して真面目に本物を提供してる人が損するなんて世の中に、俺はしたくないです。

俺は、こういう性格なので、
こだわるから、
ネットで調べたりしますけど、
普通の人は、
そんなの調べもせず、
温泉入りたい思ったら、近くのスーパー銭湯に行って、
温泉に浸かった気になるじゃないですか。

こんなん詐欺みたいなもんですよ。

俺だって、インターネットが無ければ、
こんな1人で調べられませんから、ただただ受け身ですよ。
(まぁ、でも俺の事だからネットが無かったら、電話で問い合わせする気がしますが。)

ま、ただ、
調べず、要求せず、受け身の消費者にも問題はあります。

市場原理との兼ね合いもありますが、
消費者が求めれば、大なり小なり、企業は姿勢を変えます。

昨今、
添加物を気にした商品や
ノンシリコンを謳った商品が増えてきているのを見れば、
私は、そう思います。

消費者からの突き上げがあったから、そういう風になってきたと思っています。

消費者としての下からの突き上げも必要ですし、
行政として、法整備も、ちゃんとしないといけないな、と俺は思います。

なので、
今は、
掛け流しでも循環でも塩素消毒されてても、
一緒くたに温泉って使えちゃってますけど、
法律で、
「温泉」として明記していいのは、
塩素消毒しないで、掛け流ししてる温泉のみに改正します。

(その源泉掛け流し)温泉の定義ですが、

温泉チャンピオン 郡司勇の温泉サイト ≫ 源泉掛け流しを守る会

に記載されてある「源泉掛け流しの定義」を、
一応、叩き台として、勝手ながら「温泉の定義」にさせて頂きました。

源泉掛け流しの定義

(一)  
源泉掛け流しを守る会は温泉の源泉を大切に使い、
一切加工せずに浴槽に掛け流しされている温泉の浴槽を言う。

(二)  
宿や日帰り温泉に限らない。
またすべての温泉浴槽ではなく一つの浴槽でも構わない。
一切加工しないとは、
循環、殺菌、加水をしていないこと、貯湯タンクを用いていないことが条件である。
(加温掛け流しは良しとします)
源泉が湧出したまま浴槽に放流されているものを言う

(三)  
自噴か動力揚湯かは問わない。



法律で、こうすればさ、
消費者が調べずとも訴えずとも、
安心して、温泉に入れんじゃん。
本物の温泉にさ。

で、
塩素消毒とか循環してるのは、
温泉って名前を使っちゃダメにする。
そうすれば、温泉と思って、客も行かないわけじゃん。
掛け流しが無理なら、普通の湯船にすればいいし。
バスクリンとか柚子とかワインとか入れればいいじゃんか。

俺からしたらさ、
塩素消毒した循環させた温泉なんて、バブとか温泉の素とかと一緒だよ、正直。
成分的には、入浴剤で同じようなもん作れんだから、たぶん。
俺の推測だけど。

無殺菌の源泉掛け流しじゃない温泉なら、温泉なんてやんなきゃいい。
って俺は思うよ。

結局、
悪い言い方しちゃうけどさ、
温泉の体をしてれば、大丈夫だろ。って、消費者舐めてんだよ。

俺みたいに、こんな事を言うのは少数派だと思うし。

まぁ、だからこそ、俺みたいなのが、言わなきゃいけないと思うしね。

外国人もさ、
観光とかで日本来てさ、

スーパー銭湯か何か連れて来られてさ、
これが日本の温泉って紹介されたりする事もあるわけじゃんか。

止めて欲しいよ。

そんなん本当の日本の温泉じゃ無いんだから。

日本の恥だし、外国人にも申し訳ない。

日本酒とかもそうじゃん。

醸造酒と純米酒(吟醸、大吟醸ならなおさら)じゃ全然違うじゃんか。
味はともかく、作り方がさ。

日本人は日本人として本物を知らないとダメだし、
外国人にも、どうせ日本を知ってもらうなら、本物を知って欲しいと俺は思う。
少なくとも、まがい物を本物だと思って欲しくない。

ま、そういう事で、
温泉と表記していいのは、
一切加工していない源泉掛け流しの温泉のみとする。
法律で、そういう風にする。

以上だ!

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