社会、伝統、文化、外国人
・日本の職人伝統工芸をサポートする
安価な輸入品が
安易に日本に流通しているため、
職人が作る日本の伝統工芸が衰退しているが、
それを何らかの形で、
上手い具合にサポートしていきたい。
値段はそれなりに張るが、その分、上質である。
以下、
和風総本家より
国産品の割合
熊手5%
植木鉢74%
ゴミをとる箕(み)5%
火ばさみ25%
金網(かなあみ)22%
七輪(しちりん)33%
国産朝顔七輪(直径28㎝)7000円
この国産七輪の場合は、
珪藻土のかたまりをノミで削り成形するのだ。
一方、
安価な輸入品の場合は、
珪藻土を練り合わせて作っている。
その違いは、
断熱性の良し悪しに出てくる。
この国産七輪の方が
熱が外に逃げにくいのだ。
備長炭21%
和歌山県みなべ町
使用するのは
炭に最も適していると言われるウバメガシ。
一度窯(かま)に
火が入ると
3日3晩泊まり込みで火の調整を行う。
しかし、
近年、安価な備長炭が輸入されている。
備長という名前を使われて困っている。
良い炭の見分け方は音。
良い備長炭は高い音がする。
紀州備長炭(15kg)15000円だ。
木の箸箱33%
素材は
木肌が柔らかく
木目がきれいな栓(せん)という素材を使う。
半年ほど寝かせた
一本の角材から一つの箸箱を作る。
共木箸箱(ともぎはしばこ)4000円
竹箒(たけぼうき)5%
竹箒の材料は
4~5年の孟宗竹(もうそうちく)の小枝にあたる穂の部分だ。
四季がある日本の竹は成長速度が遅い分、
張りがあり竹箒に向いているのだとか。
輸入品と国産品の竹箒の違いとして、
国産品の竹箒は、
丹念に作っているので、
穂先が整っており、
どこかに立てかけなくても、
穂先だけで竹箒が立つのだ。
穂先が整っているので、
ゴミを掃きやすいのだ。
ちなみに、
保存する時は、
竹箒の持ち手を吊るした方が、持ちはよい。
国産竹箒は受注生産で2000円~だ。
重箱92%
やかん34%
ザル44%
徳利(とっくり)44%
裏ごし器8%
馬毛の裏ごし器(大川セイロ店 謹製)9000円
食材をこすには、
今でも金網ではなく馬毛がいいとされている。
国産品と安価な輸入品との違いは、品質と音が違う。
国産品は音が高く、安価な輸入品は音が鈍い。
ちなみに、
馬毛織り職人は、
現在、日本には東京の中野に、たった1人しか居ない。
8年前、
網の仕入れ元が廃業し、
裏ごし器を納品できなくなった事から、
日本の伝統を守るべく、
四国の馬毛織り職人を訪ねて、
馬毛の織り方を教わって試行錯誤を重ねたのだ。
その方が
日本にたった一人居る、馬毛織り職人である。
鋏(はさみ)23%
輸入品のものは
日本刀の流れを汲んでいる国産品のものと違って、
刃の精度が違う。
総火造 裁ち鋏(24㎝)33600円
竹尺(たけじゃく)3%
日本で唯一竹尺を製造している工場(こうば)が滋賀県にある。
竹尺(30㎝)300円~
文鎮(ぶんちん)70%
筆70%
墨30%
智印呉竹(ちいんくれたけ)(1,0丁型)1050円
墨汁95%
墨汁は
書道用品の中で
日本が最初に産み出したもの。
開明書液(かいめいしょえき)(横口)350円
消費期限は約2年
半紙70%
書道半紙(2000枚入り)5500円