外交、領土問題

・世界で劣化ウラン弾の使用を禁止する

劣化ウラン弾とは、
天然ウランを濃縮する過程で発生する
廃棄物の劣化ウランを利用した砲弾である。

まあ、
劣化ウランってのは、
使用済みの核燃料も含まれる。

放射能被爆の危険性があるわけだ。

ウラン自体も毒性を持つ重金属だ。

放射能は自然界にも存在しているが、
放射能の影響が強過ぎると、
人間にとって良くはないのは、
言うまでもないだろう。

比重が鉄の二倍以上あるため貫通力が強く、
対戦車砲弾などに使われる。

廃棄物の劣化ウランであっても放射線が発生し、
戦闘員、非戦闘員を問わず
周囲に癌などの健康被害を引き起こす恐れが指摘されている。

1990年代、
旧ユーゴスラビアのコソボなどの紛争地帯に派遣された
イギリス兵などが帰還した後に白血病や癌などを発症し、
 NATO(北大西洋条約機構)軍が大量に使った
劣化ウラン弾との関連が取り沙汰されている。

対戦車砲弾には劣化ウラン弾に替わるものとして
タングステン弾があるが、
劣化ウラン弾のほうが貫通力が強く、
価格も安いことから切り換えは進んでいないようである。

イギリス陸軍はイラク攻撃に派遣する部隊に
劣化ウラン弾を調達する計画を公表し、
実際に持ち込んだようである。

他にも
イラク、ボスニア、アフガニスタン、ガザなど世界各地で、
劣化ウラン弾は使用されており、
人的汚染、環境汚染が問題となっています。

劣化ウランによる影響で奇形で生まれたり、
そもそも不妊になってしまったという報告もあります。

劣化ウラン弾の使用は、
原子力の残滓である劣化ウランの有効廃棄という意味合いが、
もしかすると、あるのかもしれない。

だとしたら、フザけた話だし、
折り合いが付かずに戦争になってしまうのは、
最悪、已むを得ないとしても、
地雷とかもそうだけど、
2次的、3次的に被害が拡散するような兵器を、
人類は使用すべきではない。

それが、
せめてものマナーであると、俺は思う。

世界中で、
劣化ウラン弾の使用を禁止するべきだ。

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