経済

・レアアース対策をする

レアアース(希土類)は、
希少な金属であるレアメタル(希少金属)の一種で、
日本では、
31種類を指すレアメタルに含まれ、
細かく分けると17種類ある。

金属の中で最も生産量の多い鉄(粗鋼)が
世界で年間12億トン。

レアアースは年間12万トンと、鉄の1万分の1だ。

そのレアアースの世界での生産量の97%が中国となっている。

で、
日本は世界全体の2割の
約2万トンのレアアースを消費しており、
その輸入の8割を中国に依存している。

昔はアメリカが
レアアースの最大の産出国だったが、
低価格のレアアースを輸出する中国に負けてまい、
今ではレアアースは中国頼みになってしまっている。

中国が
安くレアアースを提供できたのは、
人件費が安いというだけでなく、
環境対策をせずに採掘をするため、
コストを抑えられたという背景がある。

レアアースというのは、
希少な土という名称の通り、
大量に土をガンガン採掘して、
ようやく、
その中に僅かに存在するレアアースを得る事ができる。

レアアースを手に入れる事は
自然環境を破壊する事にもなる場合がある。

環境破壊などに敏感な市民が入れば、
その対策をしながらでないと、
レアアースを生産する事ができない。

で、
今や世界のレアアース市場は中国頼みになっていて、
中国は2005年くらいから、
レアアースの輸出規制を強めている。

どこか一つの国に何かを依存しているのは、
それはよろしくないと俺は思う。

なので、
何かしら対策をする必要がある。

ちなみに、
レアアースは、
旧ソ連圏やアメリカ、
オーストラリア、
モンゴル、
南アフリカなどに、
それなりの埋蔵量はある。

まず、
世界全体でバランスの良いレアアースの生産をすべきだし、
日本は日本で独自に、
中国以外の、
新たなレアアースの輸入先をを開拓する必要がある。

また、
廃棄家電などに存在するレアアースのリサイクル利用も推進し、
新たなレアアースの使用料を減らしたり、
レアアースの代用品を開発したりするなどの、
さらなる科学技術向上が必要だ。

ちなみに、
レアアースは大量に必要ではなく、
料理でコショウを使うように、
産業のスパイスとして、ほんの少しの量が必要となるのだ。

例を挙げると、

スカンジウムは、
野球場の夜間照明のランプに。

ランタンは、
天体望遠鏡の光学レンズに。

セリウムは、
液晶ディスプレーのガラス研磨剤に。

ネオジムは、
ハイブリッド車や洗濯機のモーターに。

ジスプロシウムは、
ネオジム磁石の耐熱性向上に。

ホルミウムは、
手術で使う医療用レーザーに。

エルビウムは、
光ファイバーに。

などだ。

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