食、第一次産業、環境

・日本の日本酒は、純米酒のみにする

・三倍増醸清酒を禁止する
というタイトルを付けていたのだが、
2006年に三倍増醸清酒は禁止された。

三倍増醸清酒とは、
第二次世界大戦後の米不足の際に
導入された清酒の一種、
増醸酒の通称のことである。

米と米麹で作ったもろみに
清酒と同濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れ、
これに糖類(ぶどう糖・水あめ)、
酸味料(乳酸・こはく酸など)、
グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調える。

こうしてできた増醸酒は
約3倍に増量されているため、
三倍増醸酒・三倍増醸清酒などと呼ばれる。

三倍増醸清酒は、
そのままの状態で出荷されることはなく、
アルコールを添加した清酒などと
ブレンドされて製品化される。

第二次世界大戦後、
外地米の輸入が途絶えた上に
引揚者や復員兵によって
人口が増加したため米不足が深刻となった。

そのため、
戦時中から認められていたアルコールの添加による清酒の増量に加えて、
増醸酒の製造が認められた。

米不足が解消した後も、
酒造米の配給制度が続き
自由に酒造米を購入できなかったこと、
低コストで清酒を製産できるので利益率が高いこと、
大量に生産できるので消費の拡大に対応ができたこと、
消費者が米不足のため低精白になり
雑味などが増えた純米酒よりは
三倍増醸清酒を好んだことなどにより、
戦後の清酒の主流であり続けた。

しかし、
1970年代半ばにおこった地酒ブームなどを通じて、
次第に
清酒へ高い品質を求める消費者が増え始めたため、
アルコール添加量が少なく
糖類などを添加していない本醸造酒や、
元来の日本酒である純米酒などの生産が増え始めた。

2006年の酒税改正により、
添加量が制限されており、
現在は3倍までは増量できなくなり、
三倍増醸酒は、無くなった。

ようするにだ、
戦中戦後の食糧難の対応として、
純米酒に水とアルコールと添加物を入れて、
日本酒として売っていたというわけだ。

でも、
今は食糧難ではない。

単に
企業が効率的に生産できて
儲けが出るから、
やっているだけなのだ。

三倍増醸酒は無くなったが、
醸造アルコール入りの日本酒は、跋扈している。

俺は、
基本、醸造アルコール入りの日本酒は、飲まない。

仮に、
添加された日本酒を販売するにしても、
日本酒風酒とか
醸造アルコール入り日本酒とか、
そういう呼び方にする。

添加されたものが、
日本酒、本来の味と思われたら、嫌だ。

日本の日本酒は、純米酒のみにする。

それが日本の伝統的な味なのだから。

念のため、一応言っておくと、
三倍醸造酒が禁止された今は、
粗雑なアルコール添加入り日本酒は無くなったと言っていいとは思う。

ただし、
風味などのために、
少量のアルコールを添加した日本酒は、かなりある。
てか、ほとんどで、

少量アルコール添加は、今や一般化している模様だ。

アルコール添加の歴史は、
防腐のために、
江戸時代に行った例があるようだ。

三倍醸造酒が無くなった今、
さほど、アルコール添加を気にする必要はないかもしれないが、
日本酒本来の味は、
やはり、米と米麹、水だけのものが、俺はイイと思う。

それ以外のものは、
アルコール添加日本酒とかそういう名称にすればいい。

ちなみに、
米と米麹だけで作ったものを純米酒と言う。

本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒は、アルコール添加してもいいのだ。

本醸造:精米歩合が70%以下(玄米の外側30%を削ぎ落とした)
吟醸:精米歩合が60%以下(玄米の外側40%を削ぎ落とした)
大吟醸:精米歩合が50%以下(玄米の外側50%を削ぎ落とした)

って感じだ。

純米酒が絶対的に美味いかどうかは別として、
自然の風味として、
やっぱり俺は、純米酒を推したい。
必要性の無い添加物は嫌やしね。

純米大吟醸を、正規の日本酒っていう風にしたい。

ラーメンも俺は無化調ラーメンが好きだ。
でも、無化調じゃないラーメンも食べる事だってある。
化学調味料を入れれば、ラーメンがウマくなるのは当たり前。
でなきゃ、化学調味料を入れる意味がないわけじゃん。

単に安価に大量生産という意味だけでなく、
日本酒にアルコール添加した方がイイ味になるってので、
化学調味料みたいに添加してるってのもあるのかもしれない。
でも、
アルコール添加しなくても、
手間暇かければ、美味い日本酒を造る事は出来るんだからさ。
俺は、純米酒を飲みたいよ。

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