食、第一次産業、環境

・高度な下水処理で生活排水を綺麗にし、東京湾を再生する

(以下、皇紀2674年4月12日放送 池上彰のJAPANプロジェクトより)

東京湾の漁獲量は昔に比べて、総じて減少している。


水質の汚れを表す値は、
一時期に比べれば、かなり改善したが2004年以降、ほぼ横ばい状態。
原因の多くは、生活排水。


生活排水に含まれるリンや窒素が栄養分となり、
植物プランクトンが大量に発生。


すると、
海が赤く染まる「赤潮」を引き起こす。


春から秋にかけて現れる事が多い赤潮が原因で、
毎年、たくさんの魚が死んでいる。
 

プランクトンが死ぬと海の底に溜まる。


これをバクテリアが分解する時、水中の酸素が大量に使われる。


すると、酸素不足となり、魚は生きられません。
 

この酸素の少ない水に含まれる物質が
海面近くで酸素に触れると
化学反応を起こす。

これが「青潮」。
 

東京湾の奥は酸素不足で魚の棲めない面積が拡大。
 

大きな問題となっている。

東京湾を汚しているのは、
今や、産業排水というよりも、生活排水の方。

リンや窒素を除去するには高度な下水処理が必要だが、
今、東京湾の流域の住民の15%分しかカバー出来ていない、と
池上さんは言う。

日本の水処理技術は世界最高水準と言われているが、
それが活かされていないのは残念である。

オレンジジュースを中空糸膜でろ過。



このような技術を使えば、窒素やリンを取り除く事が可能だという。


原発みたいに叩かれないから腰を上げないってのもあるだろうし、
体に直接的な実害が無いという、そういう状況下で
強いてやって、下手打つのも、、、ってので無難にやってるってのはあると思う。

ま、やるにしたって、
何にしてもカネが掛かるから、
高度な下水処理が出来てないんだろうけど。

環境よりも生活とか福祉に対応に流れて行っちゃうのだろう。

「海が汚い、何とかしてくれ。」
よりも
「死ぬ。何とかしてくれ。」だったら、
どうしても後者をサポートせざるを得ないのだろう。

しかし、
生活保護とか医療費タダにするとかより、
インフラ整備等にお金を使うべきだと俺は思う。

生活費とか医療費は、
自分が頑張れば、何とか出来る余地は個人でも充分にあるが、
高度な下水処理なんて、個人で出来るものではないからだ。

俺は、都内で海水浴や川水浴をしたい。
でも、汚かったら嫌だ。
綺麗な水質じゃなきゃ嫌だ。
だから、綺麗にしたい。するべきだ。
だって、やろうと思えば、出来る事なのだから。
そんだけ。

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